今日は土曜の大安ですが、中古住宅のお祓いと神棚奉鎮祭だけあります。

 

さて、昨日は雨模様でしたが、神社庁金沢市支部の日帰り研修で、娘の会社の中型観光バスで一路富山県へ向かいました。

 

 

今回の一番の目的は、富山県射水市加茂中部に鎮座の下村加茂神社に正式参拝させていただくことです。

 

なお、正式な社名は加茂神社です。

 

 

先日の4日の秋祭が斎行されたばかりなので、拝殿前庭には稚児舞の舞台がまだ残されておりました。

 

 

ケヤキの丸柱や格天井の木組みの見事な殿内に参入し、正式参拝ということで私が代表して玉串拝礼させていただきました。

 

 

祭典後、宮司さんがプロジェクターを駆使して説明してくださいました。

 

年間を通じての特殊神事が、葵祭をはじめ京都の上賀茂(加茂別雷神社)・下鴨(賀茂御祖神社)両社と類似している点、主要祭典、特殊神饌(しんせん)、神社の立地がかつての下鴨神社の荘園であった倉垣荘の中心にあり、近くの下村加茂遺跡から弥生時代の米(炭化米)が出土したことなど、くわしくご説明賜りました。

 

 

参拝の栞を拝戴したのですが、年間50を超える祭事とともに、主要祭典を見る限りでも、これだけ古くからの特殊神事を伝承してきたのは大変なことであり、神社と氏子さんの並々ならぬ継承への熱意に対し敬意を表するものであります。

 

 

1月1日の新年慶賀祭での「鰤分け神事」(市指定無形民俗文化財)は、神事後鏡餅と鰤を氏子戸数に切り分けて配分するもので、神と人との神人共食を今に伝えるものです。

 

また、5月4日の加茂祭「やんさま祭り」(県指定無形民俗文化財)では流鏑馬が注目されますが、その前の一連の行事、特に拝殿前で牛を座らせることによって神が当地に留まり、五穀豊穣をもたらすという牛乗式が一番重要とのことでした。

 

 

6月初卯の日の「御田植祭」(県指定無形民俗文化財)や、9月4日の「稚児舞」(国指定重要無形民俗文化財)など、まさに文化遺産といっても過言ではありません!。

 

 

平成27年10月25日に富山県射水市の海王丸パークで開催された“第35回全国豊かな海づくり大会”では、両陛下の御前で稚児舞が天覧の栄に浴したと宮司さんが申していました。

 

なお、稚児舞の説明については、WiKipediaの加茂神社の稚児舞をご参照下さい!。

 

 

下村加茂神社のあとにして、今度は富山市の富岩運河環水公園(ふがんうんがかんすいこうえん)近くにやって参りました。

 

ここのとやま自遊館1Fのレストランで昼食です。

 

 

ビールの生中を吞みながら、ワイワイと直会がくり広げられました。

 

 

食事後、環水公園に徒歩で向かいました。

 

なお、環水公園のことは、私の一昨年5月8日のブログでも紹介しています。

 

 

対岸には、世界で一番美しいとされているスタバ富山環水公園店があります。

 

今回は、男性陣のみ水上クルーズに参加し、女性陣はスタバで女子会の後バスで回送することになりました。

 

 

富岩水上ラインの船乗り場です。

 

これから運河クルーズに出発します。

 

 

こういうコースで約1時間の船旅となります。

 

 

途中の中島閘門までやって参りました。

 

閘門(こうもん)とは肛門や黄門ではなく、運河・放水路など高低差のある水面で、水量を調節して水面を一定し、船舶を昇降させるための装置です。

 

 

5分間水量を調整して門が開きました~。

 

 

終点の岩瀬浜に到着しました。

 

 

富山市岩瀬地区は、江戸初期から日本海を行き来する北前船の港町として栄えてきました。川岸を背に北前船廻船問屋が立ち並んでいます。

 

画像は、旧北国街道沿いの大町新川町通りです。

 

 

国指定重要文化財である北前船廻船問屋の森家を見学しました。

 

 

囲炉裏の切られたオイで説明を受けました。

 

行きも帰りも荷を載せて「倍倍」に儲かることから、地元では北前船のことをバイ船と呼び、往復で儲かるので「のこぎり商売」ともいわれ財をなしたそうです。

 

 

能登産黒松の梁の木組みが素晴らしいです!。

 

 

蔵の、漆喰に家紋と白波?をあしらった鏝絵(こてえ)や、龍虎をあしらった鏝絵も見事でした!。

 

 

最後に、今年5月のGWにも行った、新湊きっときと市場でお土産を買い、帰路についた次第です。

 

 

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