(初回投稿2018年12月 リライト:加筆修正)
2022年6月に動物の愛護及び管理に関する法律が改正されました。
改正前の投稿です。
またたび会さんの記事をリブログさせて頂きました。
2015年の11月に当院でマイクロチップを挿入した月ちゃんの記事です。
3.11の地震直後はマイクロチップのお問い合わせも多く、
累積で100頭近くに使用しています。
入れたチップが炎症を起こしたり、できものを作ったり、という事例はあまり聞きませんが、
「マイクロチップは移動することがあるよ」というのは、
獣医師の間での会話でたまに聞くことはありました。
ただ、うわっ、実際にウチで入れた子に・・・というのは初めて経験しました。
その後、マイクロチップデータベースを管理・運営している日本獣医師会へ問い合わせました。
移動した挿入済みのマイクロチップを外科的に取り出す必要はないとの事。
犬の鑑札番号のように、1頭について1つの番号を振り分けているものではないので、
1頭の体内に2つのマイクロチップがあり、二重に同じ飼い主さんが登録されていても構わないそうです。
2つのマイクロチップが、ある程度離れていれば、読み取りに支障が出ることもないと思います。
ちなみに、私自身はマイクロチップが移動した事例に遭遇したのは初めてでしたが、
多くの飼い主さんから・・・「けっこう動くよ」、「ウチの子も動いてた」という話が何件もありました。
読み取りリーダーを当てる時は、"首の後ろ"という先入観は捨てて、全身隈なく当てないとダメですね。
【関連記事】