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キンクス名曲選~PART II(その2)
前回、『ヴィレッジ・グリーン・プリザヴェイション・ソサエティ』がキンクス(The Kinks)のコンセプト・アルバム群の嚆矢であるという風なことを書きましたが、人によっては、その二作前の『フェイス・トゥ・フェイス』からそれは始まっていたと言われることもあります。両作の間に出された『サムシング・エルス』はそうした意味でもまさしく過渡期の作品だったと言えるのかもしれませんが、今回はその『サムシング・エルス』も収録され、シングルとして全英2位を記録した「ウォータールー・サンセット(Waterloo Sunset)」です。 ちなみにこの曲はロンドンを舞台にしたご当地ソングとしても知られています。ウォータールーの地下鉄の駅で男女(テリーとジュリー)が出合い、ウォータールー橋を渡って旅立っていく2人をテムズ川の川岸で眺めている男の目で物語が語られるという詞です。 続いては、前回と同様、1973年のライヴテイクをご覧ください。個人的にはこの映像、なかなか気に入っています。 レイ・デイヴィスのストーリーテラーとして、そしてそれを伝えるシンガーとしての才能はよく知られるところですが、このナンバーはその特性がヒット曲となるための商業性との見事なバランスの上に成立した例と言えそうです。 [収録アルバム] The Kinks / Something Else(1967年) Kinks キンクス / Something Else By The Kinks 輸入盤 【CD】 下記ランキングに参加しています。 お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします! ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年08月15日 06時53分25秒
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