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音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

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2018年12月14日
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テーマ:Jazz(1961)
カテゴリ:ジャズ
テナー・タイタンの晩年作にしてテテ・モントリューとの共演盤


 3大テナーに数えられるベン・ウェブスター(Ben Webster)は、1973年に63歳でその生涯に幕を閉じた。その亡くなる前年、ヨーロッパでの演奏が収められたのが、この『ライヴ・アット・ハーレムゼ・ジャズ・クラブ(Live at the Harlemse Jazz Club)』である。オランダでの録音で、ウェブスター没後にタイムレス・レーベルから発売された。

 演奏が行われたのはオランダ北部のハールレムで、米ニューヨークのハーレムの語源になった街である。当時、ヨーロッパに演奏旅行に来る米国人ミュージシャンは、しばしば現地で演奏者を調達していた。ケニー・ドリュー(米国出身だが1960年代から移住した)と並んで、欧州でのピアニストとして人気が高かったのが、本盤で共演しているテテ・モントリュー(Tete Montoliu)だった。もっとも、バルセロナ出身の盲目のピアニストであるテテと、ウェブスターとの共演はこれが初めてではなかった。1968年のドン・バイアスとの吹き込みなど少なくとも何度かの機会があったようだ。というのも、ウェブスターは1964年のロンドン公演を機に、アムステルダムやコペンハーゲンなどヨーロッパに拠点を移し、結局、1973年に亡くなるまでヨーロッパに居ついたからである。

 さて、演奏内容に目を向けると、スタンダード曲がずらりと並んでいる。上記のテテ以外の面子は、オランダ人ベーシストのロブ・ラングレイス、欧州に渡った米国人ドラマーのトニー・インザラコである。筆者的におすすめなのは、まずは2.「サンデイ」の盛り上がり(笑)。それから、ウェブスターの代表曲の一つと言ってもいい4.「イン・ア・メロウ・トーン」。ミッド・テンポでスウィングした感じの演奏というだけでなく、テテ・モントリューのソロでのピアノが実に冴えたプレイを見せているところに注目したい。それから、これまたウェブスターの定番である5.「スターダスト」。個人的な思い入れと言ってしまえばその通りなのだろうが、この人によるこの曲の演奏は、音源がある限り、ありったけ異なる演奏を聴いてみたいと思うほど、このサブ・トーンにはまってしまっている。


[収録曲]

1. For All We Know
2. Sunday
3. How Long Has This Been Going On?
4. In A Mellowtone
5. Stardust
6. Perdido


[パーソネル、録音]
Ben Webster(ts), Tete Montoliu(p), Rob Langereis(b), Tony Inzalaco(ds)
1972年5月9日録音。




 ​
ライヴ・アット・ザ・ハーレムゼ・ジャズクラブ [ ベン・ウェブスター ]




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Last updated  2018年12月14日 23時54分19秒
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