十和田湖の朝私は今、十和田湖の近く、奥入瀬に来ています。

私は世界中を回っていて、いろいろな紅葉を観てきましたが、十和田湖から八甲田山の紅葉は、私が知る限り世界一です。

誰ともすれ違わない道路を車で走っていると、まるでメルヘンの世界に迷い込んだような感覚になります。

八甲田山死の彷徨(1)私がこんな感覚的な文章を書くことはまずないのですが、それほど十和田・八甲田の紅葉は素晴らしいです!

実は今回の旅はここがメインの目的地でした。

私はリーダーのあり方について、シャクルトン隊の南極での遭難事件や八甲田山で起きた八甲田雪中行軍遭難事件から学んできました。

そこで情報を正しく伝えるためにも、実際に現地に行って八甲田雪中行軍遭難事件を調べてみたいと思っていたのです。

八甲田山死の彷徨(2)本当は遭難のあった1月に青森第五連隊が歩いた道のりを歩いてみたかったのですが、たぶんその体験を伝える前に死んでしまいそうなので、車で八甲田山を回ることにしました。

私は第二次世界大戦中にナチスドイツに迫害を受けたユダヤ人に対して日本の通貨ビザを発行した杉浦千畝さんのことを尊敬していて、彼のことを調査するためにリトアニアまで行きましたが、やはり実際に現地に行ってみると得られるものは違います。
八甲田山死の彷徨(3)
そこで今回は八甲田山に行って、実際にどんな状況だったのかを調べてみようと思ったのです。

そこでまず八甲田山雪中行軍遭難資料館に向かい、そこで資料を集めてから八甲田山の遭難現場へ行ってみました。
八甲田山死の彷徨(7)八甲田山死の彷徨(8)八甲田山死の彷徨(9)









今は雪ではなく、紅葉に埋もれている八甲田山ですが、秋であってもこの山を歩いて横断するのは至難の業です。

これを猛吹雪の中、歩いて回ったのですから、その苦労は想像を絶するものがあります。

これが八甲田山の景色です!

城ヶ倉大橋(1)城ヶ倉大橋(2)城ヶ倉大橋(3)






この景色を見ながら、リーダーのあり方について考えさせられた一日でした。

八甲田山死の彷徨(10)細かな内容については、戻ってから整理したいと思っているのでそれを楽しみにしていてください!

皆さんはこのコロナ禍の中、自分の部下や家族を遭難させない自信がありますか?

世の中に遭難したくてする人はいないと思います。

八甲田山死の彷徨(5)みんな「大丈夫だろう!」という慢心から遭難していると思うのです。

八甲田山で亡くなられた199名の死を無駄にしないようにしたいものです。

今日のひとこと
「本当に大丈夫なのでしょうか?」


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