4/3
NYダウ  21052.53(-360.91)・・・ -1.69%
S&P500   2488.65(-38.25)・・・ -1.51%
NASDAQ   7373.08(-114.23)・・・ -1.53%
CME日経平均先物 17675円
★WTI原油 28.34(+3.02)  金価格 1645.7(+8.3)
10年債 水0.602%→木0.611%→金0.599%  10年BEIは水0.91%→木1.03%→金1.08%
2年債  水0.243%→木0.228%→金0.227%
ユーロドル 前日1.0856/60 → 1.0808/10(ドル高)
ドル円 前日107.90/93 → 108.45/48(ドル高)

※3月非農業部門雇用者数 前月比-70.1万人(予想10.0万人)
※3月失業率 4.4%(予想3.8%)
※3月平均時給 前年比+3.1%(予想+3.0%)
※3月ISM非製造業指数 52.5(予想44.0・前回57.5)
※米3月サービス業PMI確報値 39.8(速報値39.1)
※独3月サービス業PMI確報値 31.7(速報値34.5)
※ドイツ政府はコロナユーロボンドを改めて否定-シュピーゲル
※中国人民銀、中小金融機関に対する預金準備率を1%引き下げ
※OPECプラス、日量1000万バレルの減産に向け協議中
→ OPECプラスが緊急会合を6日にテレビ会議形式で開催
→ IEA事務局長「日量1000万バレル削減は原油市場安定には十分ではない」
→ 米政権、メキシコ湾岸の原油生産停止を検討
→ プーチン大統領「世界(含む米国)で日量1000万バレルの減産は可能」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57675300U0A400C2000000/
※クドローNEC委員長「米政府は石油企業の原油生産について指示することはできない」
※NY連銀、米国債買い入れペース減速を計画-1日当たり500億ドルに
https://www.zerohedge.com/s3/files/inline-images/pomo%20schedule%204.6.jpg

★VIX指数 スポット水57.06→木50.91→金46.80 4月限前日47.80→45.10
http://vixcentral.com/
※半導体SOX指数 -2.14%
※ラッセル2000指数 -3.11%
※ドイツ10年債利回り 水-0.46%→木-0.43%→金-0.43%
※イタリア10年債利回り 水1.50%→木1.49%→金1.54%
※ユナイテッドテク-5.9%、Uヘルス-4.5%、アメックス-4.0%、テスラ+5.6%
※公益-3.6%、素材-2.4%、通信サービス-2.0%、生活必需品+0.8%
※英国-1.18%、ドイツ-0.47%、フランス-1.57%、イタリア-2.67%、ロシア+1.53%、ブラジル-3.76%

アジア時間に-360ドルまで低迷していたダウ先物は、上記ネタによる原油の続伸で下げ幅を縮めて実質120ドルでスタート。序盤は一時+30ドルまでプラ転換したものの、原油が上げ止まると買いの手は引っ込み、下げ幅を広げ始めて-480ドルまで下落。後半は原油が再度持ち上がるも週末控えで誰も付いて行か(け)ず、低迷したまま終了。
https://stockcharts.com/public/3421479/chartbook/697237354

毎度適当な理由が付いているのでしょうが要はコレ↓だったのではないでしょうか。
https://pbs.twimg.com/media/EUs1h1DXYAYIJL9.png
とはいえ前日レンジ内に過ぎず、VIXは時間の経過とともに低下して安値引けです。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/VIX:IND
3/20までは週末を控えると「売る人やヘッジする人」が多かったと思いますが、その後は週末を控えると「買わない人」が多くなる印象です。
例えばドイツ株の足型(実線の値幅の小ささ)などを見ると
https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$DAX
売りも枯れてきているけど買う人もいないという印象を受けます。

逆に原油の終盤の動きは、トランプが本日石油業界とミーティングするとのことですし、
https://www.bloomberg.co.jp/quote/CL1:COM
こちらは週末跨ぎのポジティブサプライズへの警戒だったのではないでしょうか。

怖いもの見たさくらいの価値しかない経済指標では、雇用統計は大騒ぎの数字でした。https://media.bespokepremium.com/uploads/2020/04/040320-NFP2.png
事業所調査なのですから翌週にレイオフする予定のものを調査票に書き入れていたなどということもあり得そうです。

PMI系では、上段がPMI、下段がISM。
https://www.zerohedge.com/s3/files/inline-images/bfmBC9B.jpg
ISM非製造業指数の高止まりは製造業と同じ緑線(Supplier Deliveries)が直接要因ですが、https://www.zerohedge.com/s3/files/inline-images/bfmF4E3.jpg
それを除いても49.3でPMIとの差が10ポイント近くあるのですから、そのような「調査のあや」を見つけようとすることは徒労に近いものです。-70.1万人と52.5が共存しているのが「今の」経済指標ですからそれらの数字をまともに相手にするはずがなく、知りたいのは「どの程度悪いか」よりも「いつまで悪いか」です。

参考までに、米欧日中のコンポジットPMI推移です。
https://www.zerohedge.com/s3/files/inline-images/bfm74FB.jpg
青の国はよくわからないですがそれ以外はこちら↓の順番通りですので
https://realinvestmentadvice.com/wp-content/uploads/2020/03/B3-GJ829_Dshot_NS_20200326050557.png
翌月以降の回復も欧→米の順なのでしょうが、加えてこの程度(↓)の中国が翌月以降もPMI回復が「進む」のか「折れる」のかも欧米の道のりを知る上で注目されます。https://e-markets.nordea.com/api/research/image/131619

なお前週にも掲載したECRIの景気先行指数はこのようになりました。前々週136.1→前週113.1→今回106.0
https://www.advisorperspectives.com/images/content_image/data/92/9203d1065370766665f58df397bda7d9.png

それから昨夕記述のモルガンスタンレーの予想を再掲しておきます。
(3/22)モルスタ   1Q-2.4%→2Q-30.1%→3Q+29.2%→4Q+3.3%
(4/03)モルスタ   1Q-3.4%→2Q-37.9%→3Q+20.7%→4Q+15.7%
ブラードの-50%(GDP)&30%(失業率)にだんだん近づいてきました。

3週前 → 2週前 → 先週末 → 今週末
NYダウ  23185 → 19173 → 21636 → 21052(-2.7%)
S&P500   2711 → 2304 → 2541 → 2488(-2.1%) ※1
NASDAQ    7874 → 6879 → 7502 → 7373(-1.7%)
ラッセル    1210 → 1013 → 1132 → 1052(-7.0%)
SOX指数   1544 → 1298 → 1488 → 1443(-3.0%)

ドルindex  98.90 → 103.50 → 98.54 → 100.68 ※2
ユーロドル  1.1106 → 1.0695 → 1.1142 → 1.0809(↓↓) 
ドル円    107.92 → 110.81 → 107.90 → 108.46(↑)
ユーロ円   119.92 → 118.53 → 120.21 → 117.22(↓↓)
豪ドル円   66.78 → 64.20 → 66.46 → 64.89(↓)

右側は3週間の変化
米国30年債     1.59% → 1.47% → 1.24% → 1.22%(-0.02%) -0.37%
米国10年債     0.98% → 0.88% → 0.67% → 0.60%(-0.07%) -0.38%
10年BEI      0.92% → 0.76% → 0.94% → 1.08%(+0.14%) +0.16%
米国2年債     0.51% → 0.32% → 0.25% → 0.23%(-0.02%) -0.27%
米国3ヶ月債    0.29% → 0.04% → 0.01% → 0.10%(+0.09%) -0.19%
ドイツ10年債   -0.54% →-0.34% →-0.47% →-0.43%(+0.04%)  -0.11%
イタリア10年債   1.78% → 1.63% → 1.33% → 1.54%(+0.21%) -0.24%
(参)英国10年債   0.41% → 0.55% → 0.36% → 0.31%(-0.05%)  -0.10%

VIX指数     57.83 → 66.04 → 65.54 → 46.80 ※3
欧州VIX     74.33 → 68.26 → 61.00 → 45.88
ゴールド     1516 → 1484 → 1625 → 1645
原油      31.73 → 22.43 → 21.51 → 28.34
https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$WTIC

※1 週間足 https://www.advisorperspectives.com/images/content_image/data/c3/c3df0da33d9bc9077bb5d19915f214c3.png
昨日も書いたように、数字こそ-970ドル→+469ドル→-360ドルと大きいですが、現物は実質的に水曜から同レンジ内を鯨幕しているだけです。では3/31と4/1の「段差」の箇所で何があったかと言えば、、、特に何も無く、敢えて言えば、戻り一杯の雰囲気を見せていたことと、「期を跨いだ」ことではないでしょうか。
戻り率(ザラバベース)
米国37.4% ドイツ34.0% 日本41.3% 香港33.0%
米国の戻り高値は3/31、ドイツは3/25、日本は3/25(Tは3/27)、香港は3/27

※2 https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$USD
ドル高値3/23=株式安値3/23 ドル戻り安値3/30≒株式戻り高値3/31
ついでに言えばこちら(↓)の安値日&戻り高値日とも一致しています。
https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=HYG
ただしドル不足を示す指標の「ごく一部」を構成するLIBOR(3ヶ月)は「期末」を境に縮小傾向に転じたようです。
https://www.global-rates.com/interest-rates/libor/american-dollar/usd-libor-interest-rate-3-months.aspx
ちなみに日本株はドル円ではなくこちら(↓)と一致
https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=$EURJPY

※3 +10.3%の週に66.04→65.54、-2.1%の週に65.54→46.80
https://stockcharts.com/public/3421479/chartbook/650053353
https://www.zerohedge.com/s3/files/inline-images/bfm674.jpg
・「(経済や市場を犠牲にした上での)鎖国・封鎖などの感染対策」VS「政府と中銀が経済対策や市場対策」における後者のファクトが見えてしまった。https://pbs.twimg.com/media/EUtH3V1WkAIDWM9.png
・期末に目立ったリバランスの買いなどが一巡してしまった。
 ↓
安値と戻り高値が「誰にでも可視化できてきた」ことで、その内側では売買のモチベーション(買わざるを得ないor売らざるを得ない)が減退。だから値幅や出来高は減ってきているしボラティリティーは上がりにくい。

さて今週は(も)FEDのバランスシート増大が話題になりました。
https://www.zerohedge.com/s3/files/inline-images/fed%20balance%20sheet%204.2.jpg
「1.6兆ドル」増はQE3に匹敵する規模。ただしQE3では15ヶ月を要したのに対し今回は4週間。一方で、米国の経済対策は「2兆ドル」。
中央銀行の1.6兆ドル増+財政赤字の国の2兆ドル減=MMT

日経平均(CME) -4.7%(+9.0%)
米国ダウ-2.7%(+12.8%) S&P500-2.1%(+10.3%)
ドイツ-1.1%(+7.9%) イタリア-2.6%(+6.9%) 英国-1.7%(+6.1%) スペイン-2.9%(+5.2%)
フランス-4.5%(+7.5%) ロシア+9.9%(+3.3%) カナダ+2.0%(+7.0%) 参考)ノルウェー+7.1%

日経平均 -8.1%(+17.1%)
中国-0.3%(+1.0%) 香港-1.0%(+3.0%) 韓国+0.4%(+9.7%) 豪州+4.8%(+0.5%)
インド-7.4%(-0.3%) ブラジル-5.3%(+9.5%) トルコ+1.6%(+2.7%)

ドル高により新興国全体は劣勢ですが、原油反発により産油国だけは優勢です。
ドル高は対新興国通貨で目立っています。https://stockcharts.com/h-sc/ui?s=CEW


お手数ですが、ランキングUPのために下記3箇所のURLのクリックをお願いします。お手数をおかけして誠に申し訳ありません。

http://blog.with2.net/link.php?919101 人気ブログランキング
http://ranking.kuruten.jp/rankin.php くる天ブログランキング
http://stock.blogmura.com/stockinfo/ranking.html にほんブログ村