p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

進化した葉っぱのハナシ

2019-01-15 00:00:00 | 企業・産業
この週末(1/13)開催された電気自動車レースのフォーミュラE第2戦マラケシュGPは、は、一旦はBMWチームがブッチギりの1-2体制となったものの同士討ち。大波乱のレースは、マヒンドラレーシングチームのJ.ダンブロジオが表彰台の真ん中に立つ結果となりました。

同レースシリーズは今シーズン(2018/19シーズン)から第2世代の車両が採用されています。
昨シーズン(2017/18シーズン)までの第1世代車両では約1時間のレースを1台のクルマで走りきることが出来ず、途中で車両を乗り換える展開。ソレが順位が入れ替わるキッカケになったりで、ショウとして面白いモノでした。
コレに対してここまでの2戦において第2世代車両は、約1時間のレースを走りきってもバッテリーに余裕がある状況です。バッテリー自体もその使い方も、大きく進化したコトがうかがわれます。

さて、ソレに先立つ1/9、日産が電気自動車「リーフ」の追加モデル「e+」を発表しました。
その動力性能は最大出力160kW(≒217.5馬力)最大トルク340Nmと、ガソリン車であれば2㍑ターボクラスに相当。走行距離も458km(WLTCモード)を謳っています。
10年近く前に発表された初代モデルからは、随分と大きく進歩したものです。

そのリーフ新モデルは充電速度の向上も謳っていますが、電気自動車を推進しようとしている欧州では、より高速な充電を実現する強力な電気自動車充電網が計画されており、昨年(2018年)にはそのための製品投入が始まりました。
併せて、自動車に関する環境規制の強化が着実に進んでいます
また、米国メーカーの中で最も欧州において強みを発揮するFordが、来年(2019年)からの電気自動車ラインアップ強化の方針を明らかにしました

正直なハナシ、電気自動車の普及は次世代電池にメドが付いてから徐々に進む可能性が高いと思っていましたが…
欧州が先行するカタチで、その予想以上に早く普及が進むコトになるかもしれません。
そうなれば、予想される自動車産業における“ルール変更”も前倒しになるでしょう。
日本メーカー各社には、しっかり対応して頂きたいトコロですネ。

“人気ブログランキング”に参加しています。人気ブログランキングへクリックして応援して頂けると、励みになります。m(_ _)m


最新の画像もっと見る

コメントを投稿