p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

波乱なし

2018-11-12 01:23:45 | 国際政治・金融・経済
この週末は、保険屋のお姐サマに「中間選挙後はどうなると思いますか?」とか訊かれちゃったワケです。
ミクロ(個別企業調査)をやってきたヤツにソレ訊くかなぁ?とか思いつつ、まぁ無難なハナシで乗り切ったツモリではいます(汗

まぁ、今回の結果から、何か変化の兆候を感じてるヒトは少ないんじゃないですかネ?
結果としては、事前にメディアの調査が下院は民主党優位上院は共和党優位と示していた通りで、大きな波乱は無し。
“ネジレ”となったコトを不安視するメディアの論調もありますが、上院における議席数増で法案を通すコトはむしろやり易くなりました。時間はかかるようになりそうですけどネ。

で、相場に影響が大きい国際戦略は、焦点の対中国スタンスに変化なし、でしょう。
今回の選挙で下院過半数を奪還した民主党は、カーター元大統領のジャパン・バッシングやクリントン元大統領のジャパン・パッシングにみられるように、アジア戦略における反日・親中傾向が指摘されるトコロです。
(プラザ合意とかスーパー301条とかは共和党政権下のハナシなので、状況次第で“どっちもどっち”なんでしょうけど)
しかるに、現在の民主党は反露反中シフトを非難される有様。
“トランプの貿易戦争”の歯止めにはなりそうもありません。

一方の中国。
どう考えても不利な状況ではあるものの、日本が対米貿易摩擦で敗戦した後“失われた30年”な経済停滞を迎えたコトを見た上で、“メンツの国”として、なかなか敗戦を受け入れるワケにはいかないでしょう。
しばらくは“抵抗”を続けて、時々“暴れる”可能性が考えられます。

欧州は来月(12月)には流動性供給プログラムの終了を控えていますし、我が国は消費税増税で景気が後退するとの見方が強いですし、金利上昇傾向の中で新興国投資を積みますトコロはそうそう無いでしょう。
米株くらいしか牽引役が見当たらないgdgdな相場が、当分は続きそうな雰囲気ですね…

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