作文の課題を前に固まってしまう子どもは少なくありません。
でも、それは当然なのです。
彼らは、いきなり書き始めようとするからです。
それで素晴らしい作文が書けたら「天才か!」って思いますよね。
その結果、いきあたりばったりで、ダラダラと句読点のない文を書き連ねることになってしまいます。
材料を用意せずに料理をする人はいません。
羊が作文指導する際によく使うのが、「ベスト○」箇条書きです。
遠足がテーマなら「楽しかったことベスト5」とか、読書感想文なら「面白かったところベスト5」とか。
これをリストアップさせて、第1位から具体的に書かせます。
指定の文字数に達するところでやめれば作文が出来上がります。
その際に、その場所に行ったことがない人に「行きたい」と思わせたり、その本を読んだことがない人に「読みたい」と思わせるように書くのだと伝えます。
このように、何を書くか決めてから書き始めることが大事です。
さらに良い作文にしたかったら、一度書いたものを読み直して、直したいところに朱を入れて、書き直しをすることです。
一度書き直すだけでも見違えたものになります。
最低でも三回書くのが理想的ですけどね。(羊)