コロナウイルスのスピリチュアルな意味とレッスン
“まず言っておきますが、いろんな文明では大いなる二極性の時代に、よくこういったことが起きます。ただ、もしあなたが、その機会をつかめば、大いなる成長の機会になります。
まずは、あまり人気のない概念についてお話しします。エゴはコントロールしたがるという概念です。自分を守るために、今、世界中でいろんなことが教えられていますね。たとえば、こういうサプリを飲めとか、あるいは自分を守るためのマントラやスピリチュアルのテクニックについて教えている人もいます。こういう状況を自分でコントロールできると思うと、エゴは安心するからです。
しかし、それは幻想です。もちろん、自分のケアをするな、自分を大切にするなとは言っていません。また、必要な注意事項は守ってください。でも、そうした後は手放しましょう。
そうじゃないと、あなた自身の恐怖を蔓延させることとなります。そして、歪んだ視点からこの体験をすることになります。と言うのは、あなたの体験をコントロールすることは出来ない。それが真実です。ここで選択肢があります。手放すか、あるいは心配し続けるか?”
“まず、大いなる二極性の時代には、人はすべてと切り離されていると感じます。そして、自分を孤立化させる傾向があります。
ただ、ウイルスのようなものは、人類がいかに互いにつながっているか、それを教えています。そういう意味では、ウイルスは相互につながっていることを表すシンボルです。
このような状況においては、二つの極があります。あなた方が本当につながっているということ(みなさんは、どこかでそのつながりを求めています)、それに反して、みんなから自分を守りたい、みんなから自分を切り離したいと言う思い。この二つは、第三密度と第四密度を表すメタファーでもあります。”
“第三密度は分離、そして第四密度は相互のつながり。ここで選択をするように言われています。この世界レベルのドラマに関わっているすべての人々と、感情の面で、そしてエネルギー面でつながれるかどうか。そのようなつながり方、つまり、第四密度的な生き方が出来れば、もう何かを買い込む必要もありませんし、恐れる必要もありません。
これはあなたにとって、ひとつの機会です。もし、この逆説(ここで言う逆説とは、第三密度と第四密度のパラダイムが互いに対立し合っているように見える状態)に入って、しかし
それでも、その恐れを感じながら、同時にあなたが愛を感じ、そして互いに世界レベル、地球レベルとのつながりを感じられるかどうか。自分の恐れを無視しなさいとは言っていません。ただ、その恐れを変容させてください。互いとのつながりを認識し、受け入れることで、その恐れを変容させることが出来ます。”
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スピリチュアルな「分離」と「つながり」の意味
蛇足になるかも知れませんが、この二つの概念は、スピリチュアルの世界では非常によく登場しますから、それぞれの意味するところを改めて考えてみましょう。リサは、第三密度と第四密度の違いに例えていましたね。
「分離」とは、すべてなるものから切り離されたと言うより、何らかの理由でハートが閉じてしまって、そのつながりが感じられなくなっている状態で、「恐れ」や「対立」「孤立」などの意味も含みます。「分離」の状態にいると、私たちは「誰も自分のことを分かってくれない」、「自分には価値がない」、「何をやってもうまくいかない」と考えたり、その原因を自分や誰かのせいにして責めてしまいます。
「分離」と対をなす考えは、「つながり」「統合」「ワンネス」「無条件の愛」などです。私たちはみんなが大きなものの一部であって、みんなが相互に作用しあっているという意味でもあります。
「つながり」とは、自分は宇宙とつながって、守られているというだけではないんですよね。私たちは、それぞれに自分の役割があって、喜びや痛みを抱えながら一生懸命生きていて、誰も自分のままで欠けてないし、それで充分、役割を全うしているということです。
「分離」と「つながり」とは対立する概念ではなくて、見方を変えれば、グラデーションとも言えますし、「つながり」の一部として「分離」があると言うこともできます。私たちは人間ですから「分離」の心境に陥ることもありますが、だからって悪いことではなくて、それも人生の一部です。でも、分離してるように見えて実はつながっていますから、大丈夫だってことなんですけどね。そして、私たちはフラクタルですから、ただ、自分として存在するだけで、最初からつながっています。私たちはミクロとマクロのフラクタルです。
まるで予期しなかった望まない状況におかれると、私たちはつい、分離にばかり目が行きそうになりますけど、ある意味、世界はつながってひとつだという実感を、毎日ひしひしと感じますね。
今朝、以前働いていたお寺でも、ヒーリングの祈りのお経を唱える催しがありました。お寺住みではないコミュニティメンバーは、ZOOM参加なんですけどね。彼ら、世界で何かあると、すぐお経を唱えるんですよ。ちなみに、東日本大震災の時は40枚組の特大お経の旗を何セットも作って、治癒と安寧を祈願していました。
ニュースにならないだけで、今、この瞬間も、世界中のスピリチュアルコミュニティが祈りを捧げていると思います。
どうか、みなさんと、みなさんの大切な方々が今日も無事でありますように。