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第1回「日本在宅・救急医学会」開催

2018年11月17日(土)

今日は、第1回の「日本在宅救急医学会」が開催された。
昨年に立ち上がった研究会が、今年から学会に昇格した。
私も理事として参画し、懇親会でいろんな人と懇談した。
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在宅医療と救急医療の連携。

これほど大切な命題はない。

そう確信して理事を受けた。


在宅の患者さんも救う命がある。
年齢だけで差別してはいけない。

医療経済と命の重さは切り離して考えないといけない。
在宅医と救急医が医療の可能性について論じる医学会。

本当に素敵なメンバーがそろった。
懇親会も、超々、楽しい人たちと。


この学会は年1回の開催になる予定。
来年のこの季節に第二回がある。(日程はまだ未定)


私は昔、大昔、救急医だった。
救急医療のバリバリの現場にいた。

救命処置には今も自信がある。

なにせ心肺停止後の蘇生の日本記録(幻だけど)保持者である。→こちら
これについては、今も誇りに思っている。

だから救急医療には、いまも思い入れが強い。

研修医には、「まず救急救急医療と集中管理を勉強しなさい」と言う。
「いきなり緩和とか在宅に来るようjな医者は医者じゃない」と、説く。

「平穏死」は少なくとも「延命死」をたくさん経験しないと理解できない、と思う。
だから若者よ、しっかり救急医療を学んんでから在宅に来て欲しい。


最近、救急系の医学会から講演を依頼されるが、とても嬉しい。
救急と在宅現場をつなぐのが自分のミッションである、と思う。

来年の2月13日も救急医療の研究会でそんな話をする予定だ。→こちら


今日は、命の尊さについていつも以上に考えた。


ひとつ学んでは、ひとつ忘れていく、還暦の秋。

























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この記事へのコメント

年齢だけで差別してはいけない。
医療経済と命の重さは切り離して考えないといけない。

全くその通りです。
最近読んだ記事で「群馬大で手術死 25歳は「惜しい」、80歳は「仕方ない」?
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180926-OYTET50051/?catname=column_iryobu
2ページ目に「無念の急な旅立ち 「何歳で」よりどう亡くなったかが大切」
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20180926-OYTET50051/2/?catname=column_iryobu
この世から消える準備ができるということは、幸せなるかな。

年齢だけで差別してはいけない
と思いつつ、
高齢者が車を運転して子供や若者や働き盛りを轢き殺してしまったニュースを知ると、心のどこかで「死ぬのはあんたでしょ」とつぶやいている自分がいて、我ながらコワイ。
テーマが飛躍してしまいましたが、車は必要に迫られて運転するものと考えます。特に高齢者は、車を運転するよりも公共機関を利用した方が、体力知力および社会性の温存に役立つのではないでしょうか。

Posted by 匿名 at 2018年11月18日 02:30 | 返信

「若者や働き盛りが高齢者を轢き殺す」ことは、二重の意味でOKなのですね。
高齢運転者に「自動運転」車を贈与するなんて発想は、ありえないわけだ。
まさに、「年齢だけで差別する」、年齢不詳の匿名さんだけのことはある。
いやはや、「匿名さん=老人狩り志願兵さん」とつぶやく自分がいて、我ながらコワイ。

「匿名さん」も、いずれは「高齢者」になる。
「でも今は、自分がそうなるかもしれない、という想像力を欠いた社会です。」
「自分より『下』をたたくことで自己愛を満たし、」
「弱者がより弱者を攻撃し、国家や企業、マスコミといった強者への批判には向かわない。」
(1960年生まれ、和田秀樹)

なぜか、「ゴーン一強」が崩れた。
某終身会長も崩れたが、加計や日大の理事長一強からアヘ一強にいたる岩盤は、微動だにしない。
個性を秘匿した「匿名諸公」は、アヘ「宇宙軍創設」や日米軍事産業膨張には、怖くて批判の一矢だに撃てない。

Posted by 鍵山いさお at 2018年11月20日 02:00 | 返信

歯科医院で歯科衛生士の方に、『楢山節考』の映画出演にあたって抜歯?した
坂本スミ子の話しをしたばかり。
朝刊によると、79歳の男性が、高速道路のPAに置きざりにされたという。
「高齢者たたき」の匿名さんたちの「夢」は、現実のものとなった。
「息絶えた高齢者」を「生かして」、年金を受け取り続ける事件が相次いだが、
くだんの男性は「無年金」で、家族の「孤立した介護力」が破たんした結果なのだろうか。

Posted by 鍵山いさお at 2018年11月27日 07:29 | 返信

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