備前焼『内田和彦陶展』in 三島市ギャラリー阿吽 | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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備前焼内田和彦陶展

今日は、三島市内のギャラリー阿吽で開催されている備前焼『内田和彦陶展』へ出かけて来ました。
一概に御前焼といっても、昔ながらの大きな窯元もあれば、個々の作家が営む小さな窯元もあります。
今日紹介する内田和彦氏も、そんな小さな窯元を営む若手の1人、伝統的な技法と新しい感性を取り入れた作風が持ち味の作家さん。
三島市の隣町である長泉町の出身で、島根大学大学院で陶芸を学び備前焼の道へと進みました。
現在は、備前焼の郷、岡山県の備前市周辺で作陶に邁進されています。
ということで、これから展示されていた作品の一部を紹介させていただきますが、まずはこちら!

備前焼スピーカー

備前焼の音楽スピーカー♪
確か前回の展示では、USBメモリーを作っていた記憶があるのですが、相変わらずな感じです。
このスピーカー、意外に音が良かった!
陶器って、木製の箱とかとは違いあまり共鳴しないのでしょうかね?
スピーカ自体の音色がリアルに聴こえてくるというか、ジャズを聴かせてもらったのですが、ジャズ特有の泥臭さというのがよく再現されていました。
小さなカフェバーのようなお店で、BGMとしてジャズ系の音楽を流すには持って来いだと思います。
値段は、奥の台付きのものが6万4800円で、手前の四角いやつが3万8880円でした。
奥のは聴かせてもらっていないのですが、手前の四角いやつは音が良かったです。

備前焼内田和彦陶展

こちらは、伝統的な抹茶碗各種。
よく茶道の先生も「備前焼は風情があって良いですね」と言われることが多いのですが、風情はもちろん、お茶も点てやすいですし、茶道具として使いやすいです。
個人的な好みは、写真奥の中央にある窯変茶碗かその隣にある黒鈷茶碗。
ただ、抹茶碗は前回の展示の際、黒備前の面取り刳り貫き茶碗を購入したので、今回はパスしました。

備前焼内田和彦陶展

使いやすそうな備前焼の土瓶と湯飲み。
手前のコーヒーカップは小ぶりなので、エスプレッソコーヒーには向いているかもしれない。

備前焼内田和彦陶展

備前焼黒鈷ぐい吞み。
黒備前というのは、黒く発色する土を塗り重ねて窯入れするのですが、焼け具合によっては土中に含まれる成分により青色が出ることがあるみたいですよ。
ラピスラズリのような、とても神秘的な深い色合いが醸し出されていました。

備前焼内田和彦陶展

こちらは、黒備前の角皿。
内田さんらしい現代的な作風。
こういうお皿に料理がのってくると、視覚的にも一層美味しさが引き立つのではないでしょうか?
 
備前焼内田和彦陶展

備前焼内田和彦陶展

大きな湯飲みと一輪挿し他。
備前焼というのは、長く使えば使うほど経年による風合いの変化なども楽しむことができます。
まさに、使いこんで育てる器。

備前焼内田和彦陶展

その中で、私が今回購入したのは、黒備前の刳り貫き酒器。
以前購入した抹茶碗もそうなのですが、やはり内田さんの器の中では黒備前の刳り貫きが好きですね!
手間が掛かる分、何とも言えない風情が醸し出されています。

備前焼内田和彦陶展

基本、私はあまりお酒は飲まないのですが、ワインはたまに飲んでいたりするので、今回は日本酒ではなくワイン用に購入しました。
帰りにフランスパンとチーズも買ったので、今日の夜はこの酒器にワインを入れて、一人で乾杯です。
備前焼「内田和彦陶展」は、2018年11月17日(土)~12月9日(日)まで開催されていますので、興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
詳細は、下記のリンクから!

◎ 三島市陶芸ギャラリー阿吽



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