ブラジルのトランプ? | 晴れのち曇り時々Ameブロ

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大統領就任後、初の外遊でダボス会議に出席するということで、ちょっと気になったので調べてみました。
極右思想で、軍人出身の政治家、巷ではブラジルのトランプと呼ばれているとのこと。
この方が大統領に当選した大きな理由として、ブラジルの治安問題と汚職問題があるようですね。
そうなると、国民が期待しているのは、トランプ大統領というよりかはドゥテルテ大統領のような存在ではないでしょうか?
治安が良くなれば、観光客も増えるし投資も増える、確かに今のブラジルの最大の問題はそこですよ。

私はドゥテルテ大統領の人柄は嫌いではないですし、人権団体からの批判は多い中、単に人気取りではなく国のために体を張っている姿には、ある意味感銘させられるところもあります。
ただ、ボルソナロ大統領の言動を見ると、考えがまとまっていないのか、少し疑問視せざるを得ない部分が何点か見受けられる。
この方の言動で、よく伝えられているのが以下の4つ。

① 治安問題の改善
② 汚職撲滅
③ 女性をはじめとした性的弱者への軽視発言
④ 銃の規制緩和

上の4つの言動から、この方のちぐはぐな部分が透けて見えてしまうのですよ。
①②に関しては、国民が望んでいる部分ではありますし、今のブラジルには的を得た考え方です。
それに対して、③④は①②とは相反する考え方で、とくに国民は望んでいないのではないでしょうか?
③は言うまでもありませんが、④の銃規制の緩和は「自分の身は自分で守れ!」という考え方なので、逆に政府の無能さを露呈してしまうことになりますし、この方の目指す軍政とも相反する気がするのですよ。

当然、今のブラジル国内で銃の規制を緩和したら、ギャング団が武器を大量に持ち始めて更に治安は悪化、内戦のリスクも増えてしまうということ。
国民が何を望んでいるのか?自分がどういう政策を取りたいのか?考えをまとめたほうが良いと思います。



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