他人の考えで生きる必要がどこにある。自分の幸せは自分で感じるものだ。身の丈に合う生き方も悪くない、そのほうが幸せってこともあるわけで

2018年08月18日

精神であれ肉体であれ、若い頃から鍛えた(鍛えられた)人は凄い!

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(少々のことで音を上げ、現実逃避していませんか?)
私の父は91歳で他界したのですが、私の記憶にある父は病気等やむをえない事情を除けば仕事を休んだことがなく、しかも家族の中で一番早く起きて始動するような人でした。
日本昔話によく出てくる“村一番の働き者”みたいな感じでした。
病床に伏せるまでは仕事や家族のことばかり気にしている人でした。
子供が9人もいる上に貧乏家庭だったという事情はあれど、それにしても凄いとつくづく思います。
考えてみれば、父より先に他界した祖母(父の実母)も働き者で70代、80代でもよく働いていた記憶があります。
もちろん、母もよく働いていました。

日本が貧しかった時代はどこの家庭のお父さんお母さんもそうだったのかもしれません。
そういう人たちの頑張りで日本が発展し豊かな国になったのは間違いないでしょう。
その子孫である私たちは素直に感謝しなければならないと思います。
一方で、率直に言って、私は父のような働き方はできそうにありません。
私は現在金銭的貧乏で生活は大変みたいなことをこのブログでよく言っていますが、だからといってお金を稼ぐためにガムシャラに働いているわけではありません。
私の現在の職業でいえば身の周りに仕事はたくさんあります。
もし私の父のような働き方をすればそこそこお金を稼ぎ貯めることもできるでしょう。
じゃなぜそれができないのかといえば、正直、ガムシャラに働くだけの根性がないのです。
要は、これまでの人生でそういうのができる体質になるべく自分を鍛えてこなかったからできないのです。


「そんなの今どき時代遅れだぜ」と言う人はきっと多いでしょう。
でもね、私は単純に思います。
精神であれ肉体であれ、若い頃から鍛えた(鍛えられた)人は凄い!、って。
私の現在の上司は60代(私は50代)で日本料理の板前ですが、私より体力がありスピードがあり、私にとってはきつい仕事でも難なくこなします。
だからこの上司によく言われます、「お前は鍛え方が足りん!、もっと踏ん張ってみろ!」と。
精神的に肉体的に部下を追い詰める上司は、メディア的にいえばパワハラ上司ということになるのでしょうが、ただ、こういう上司に厳しく鍛えられると、それに耐え抜けたらという前提はありますが、きっと凄い人になれるような気がします。
自分を鍛え直したいと本気で考えている人は、あえて厳しい人のもとで仕事をしてみるという方法もあるかもしれませんね。

ブラックな働き方だと安易に批判するのは個人の自由ですが、若い頃から長時間働き、必死に働いた経験を持つ人は年とってからもそういう経験のない人に比べ自力で勝っているような気がします。
同じ50代、60代でも、こちらが「大変だ、精神的にも肉体的にもしんどい」と感じている仕事を簡単そうにこなしたりしますからね。
以前、学校給食の仕事に就いていた時、職場の同僚に私より一回り年長の男性がいたのですが、大量の食器を手で洗浄する仕事で、私よりはるかに早いスピードで要領よく対応していました。
その人はその仕事を長年経験している人で、そういう点では私よりできるのは当たり前だったかもしれませんが、それでも、自分よりかなり年長の人に負けた悔しさはありました。

極端な例ですが、20代、30代の若者が70代、80代の人に同じ仕事で負けたら、いくら経験の差があるとはいえ若者は悔しさと同時に相手に仕事人としての凄さを感じるでしょう。
人はえてして易きに流れる生き物であることは否めませんが、仕事人であれば、できることなら若い頃から意識的に精神、肉体を鍛えておいたほうがいいように思います。
この年になって、自分や周囲の仕事人たちを見ていてつくづく感じるのは、若い頃から鍛えて(鍛えられた)きた人とそうでない人は仕事人としての力の差が歴然としているということでしょうかね。

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yoron at 07:01│Comments(2)仕事人の叫び 

この記事へのコメント

1. Posted by ごんた   2018年08月18日 20:15
今回の記事、共感する部分がありました。
調理の世界は、60代の方でも現役バリバリで働いていますよね。ヘタすれば30代の私よりも本当によく動きます。

昔の調理の世界はパワハラという概念もなく、職人気質の厳しい先輩に鍛えられるのが普通だったそうですね。たぶん、昔だったら私辞めてるかもしれないです^^;
(なので、厳しい日本料理店で1年以上勤めたヨロンさんのことをひそかに尊敬しています。)

集団調理の現場で働き始めてようやく半年程が経ちましたが、まだまだ先輩方から見ればヒヨっこだと思うので、早く一人前になりたいものです。
2. Posted by ヨロン/竹内富雄   2018年08月19日 10:15
>ごんたさん

共感いただきありがとうございます。
この世界は、一人前になるには本当に道のりが長いですよね(笑)。
まぁ、それだけ日々勉強できることがたくさんあると思えば、いいことでもあるんでしょうね。

私も根っこの部分で“料理を作るのが好き(うまくなりたい)”というのがなければ、すぐにでも辞めて他の仕事に転職していたかもです。(^-^;
それぐらい厳しく、理不尽なことも多い世界ですね。

ただ、年輩の人でも腕の立つ人、仕事ができる人を見ると、ただただ「凄い!(この人には叶わない)」と尊敬するので、人生の目標になっているところはあります。

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