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札幌の賃貸【逍遙館】の軌跡

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2020年11月07日
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カテゴリ:回想



久しぶりに小樽文学館を訪ねたのは、今年4月10日にお亡くなりになられた大林宜彦監督の追悼展を観るためでした。

いま思うと、小学生の時に大流行していた探偵金田一耕助をパロディ化した「金田一耕助の冒険」や百恵ちゃん観たさの「ふりむけば愛」、大場久美子さん観たさの「HOUSE」、ひろ子ちゃん観たさの「ねらわれた学園」等々、大林監督作品とは気付かずに夢中になって映画館に行っていたわたし。

ただのアイドル映画好きだったですが、その後に観た「転校生」はちょっと違った印象でわたしの心を掴みました。



まず8ミリカメラが回る音と白黒映像から始まるオープニングからグッと引き込まれる感じや、いままで見てきたアイドルとは違う尾美としのりさんと小林聡美さんのすぐ隣にいるような生身の主人公たち。



ラストシーンは、また8ミリの白黒に戻っていきます。お別れはただ切ないだけではなく、自分と異なる相手の存在を知ったことでお互いを慈しむ心が芽生えた二人が、それぞれの未来に向かって歩き始める姿が描かれています。
作品の舞台である尾道の風景は、見るものに最初から最後まで優しく寄り添ってくれ、その景色はわたしのふるさと札幌と明らかに違うのに、懐かしいと感じさせてくれたのはどうしてでしょう?



「転校生」という作品にすっかり魅せられて、同時上映の「オンザロード」を挟んで、また「転校生」を観た記憶があります。(当時は、上映ごとに入替がないのが普通でしたね)



大林宜彦さんという人が監督なのか。
いままで作品や役者に興味を持っても、その作品の監督には全く目が向いていませんでした。
そんな15歳のわたしは、そこから大林宜彦監督作品のとりこになったのです。
その後、「聖地巡礼」という言葉が生まれた尾道巡りに行ったのは言うまでもありません。



初めて監督ご本人とお会いしたのは、1993年、星のふるさと芦別映画学校の校長に任命され来道された時でした。
緊張しながら話すわたしを優しいほほえみを浮かべながらジッと見つめて、穏やかに言葉を返してくださいました。
監督と奥様の恭子さんに挟まれて撮っていただいた写真は宝物です。



その何年かあとには、映画学校のゲストに小樽出身の作家・山中恒先生とも写真をご一緒させていただき、「転校生」の原作本にサインを頂戴したことも大切な思い出です。



追悼展でスチール写真やポスターを眺めながら懐かしい青春を思い出し、愛すべき偉大なる大林監督の存在を想って追悼の気持ちを新たにしたのでした。




|逍遙館俱楽部代表|

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Last updated  2020年11月07日 18時07分21秒
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