何もしない1日・・・のつもりで

 

朝7時過ぎに起床。シャワーを浴びて、外のテラスで読書。

 

 

 

このホテルは、何度目かの滞在になるので、顔見知りのスタッフもいて、

ほっとする。

8時になったので、朝食。

 

 

 

この遊び心も似合ってしまう、アットホームな空間です。

ちなみに、オープンスペースのため、ハエは来るわ、蚊は来るはで、賑やかな食卓。

日本だったら気になって仕方ないでしょうが、ここだとそれほど気になりません。

 

朝食を終えると、ちょっとビーチを散歩しにでかけます。

 

 

 

ここの海は、今でこそリゾートホテルが建ち並ぶ、外国人の多い町になりましたが、

もともとはスリランカ有数の漁港のある町。

所謂リゾートビーチとはそういう意味で少し違い、のどかさも覗かせます。

 

 

 

歩いているだけで満喫。・・・と手放しで絶賛したいところなのですが。

暑い。

日本はもちろん寒かったですし、昨日までいたデリーも、ダウンを着ていておかしく

ないほどの寒さでしたが、ここスリランカは常夏。とにかく暑くて汗が止まりません。

早々にホテルに戻ることに。

 

ホテルに戻って、先ほどのテラスに腰掛け、再び読書。

もともとここに来た理由は、日常から離れ、何もしない、何も考えない時間を

数日過ごすのが目的でした。

けれど、何もしないと言っても、やはりせっかくの旅。

何かしたくなります。

たまたまそこにやってきた、久々の再会になるオーナーに、相談を持ちかけます。

 

「オーナーさん、明日、紅茶で有名なヌワラ・エリヤに行ってみたいんだけど、車

1日チャーターしたら、いくらになる?」

「ヌワラ・エリヤだね。だったら・・・87ドルかな。」

「そうか・・・。じゃ、ヌワラ・エリヤに加えて、マータレーにも行くと、いくらになる?」

「マータレー!?方向が違うよ?」

「分かってるんだけど、せっかくならマータレーもまわりたいんだよね。」

「そうかぁ・・・。料金は110ドルで行けるけど、時間はかかるね。」

「もし必要なら、向こうで1泊してもいいんだけど。」

「いや、そうすると、ここの宿泊費と、向こうの宿泊費、ダブルで支払うことになるから

もったいないでしょう。大丈夫、1日でどうにかまわれます。」

「それは助かります。ちなみに何時出発になる?」

「7:30で大丈夫でしょう。」

「じゃ、それで予約の手配、お願いできますか?」

「わかりました。」

 

ここのホテルのスタッフは、何かしたいときにすぐ相談に乗ってくれ、インドと違い、

不正や詐欺なく、適正に処理してくれるので、本当に頼りになります。

マータレーとはスリランカ中央部の町で、日本の高級食器メーカー「のりたけ」の

工場と直売所があったり、ちょっと変わったお寺が有名で、一度訪ねたいと思って

いました。また、ヌワナ・エリヤという町は、スリランカの中でも有名なお茶の産地で、

工場見学をしたり、お茶を買ったりすることができる美しい山間の場所なので、

こちらも訪れたいと思っていました。

バスを乗り継いで行けないこともなく、バスなら全行程で交通費は1000円ほど。

車で行くよりずっと安いのですが、時間が限られている場合は、車をチャーター

したほうが効率がいいので、今回は車を頼むことにしました。

 

スーパーで爆買い

 

何もしないですごすと決めた旅。

目標撤回します。

昼過ぎまで本を読みながらごろごろしていたのですが、さすがに暇すぎます。

っていうか、こんなことなら、スリランカに来なくても、日本の自分の部屋で十分できます。

三輪自動車のタクシー、「トゥクトゥク」を呼んでもらって、スーパーに買い物にでかける

ことに。

今回ここに来るにあたり、職場のみなさんに買って帰ろうというお土産の候補を2つ

あげていました。どちらもお菓子で、しっかり個包装。包装にはシンハラ文字も書かれていて

免税店で下手にチョコレートなんかを買って裸で配るより、ずっとお土産らしいです。

ってことでスーパーへ。

決めている2つのお土産のうち、1つめの方をボンボン棚からかごへ移します。

最終的には棚から全部の商品が、かごに移りました。

てか・・・重い。

1種類の方だけでこれだけ重いということは、もう1種類も同じ数買ったら、

大変な重さになります。

てか、それだけの重さになったら、飛行機に載せる重量制限にひっかかり、持ち帰れません。

スーパーの棚の前でしばし悩む外国人旅行客。

結論として、お菓子は1種類にすることにして、さらに、買って帰るのは、

今かごに移し終えた方のお菓子ではなく、もう一方のものをチョイス。

必然、今かごに入れたお菓子を、すべてもとあった棚に戻さなくてはなりません。

ということで、

せっせとかごからお菓子を取り出し、棚に陳列しなおすことに。

端から見たら、品出しのアルバイト。

・・・何やっちゃってんだか。

すべて棚に戻してから、今度は買って帰ることに決めたお菓子の方をかごにせっせと

移し、そのかごをもってレジへ。

レジのお姉さん、かごの中の大量の同じ種類のお菓子を見て、びっくり。

その様子をみた、商品の袋詰め補助係員が飛んできて、袋詰めをしてくれます。

やばい・・・。自分、もしかして、日本で爆買いしてた時期の、中国のみなさんと

同じような視線を受けてますか?今。

 

恥ずかしいですが、買って帰りたいので、仕方ありません。

大量のお菓子の入った買い物袋を両手に提げ、トゥクトゥクに戻ります。

トゥクトゥクの兄ちゃんが、真顔で「どこで売るの?」と聞いてきます。

・・・売らないから。

 

さて・・・これだけ買い物をすると、旅半ばにして、問題になるのは荷物の量です。

今回はこのあと、セイロンティーなど、たくさんの買い物をする予定があります。

スーツケースには収まりません。

幸いここでもスタアラゴールドの恩恵があり、飛行機で預け入れる荷物については、

個数なら普通は2つですが、3つまで、

重量なら普通は30kgまでですが、50kgまで無料で運んでもらえるので、

(細かい規定はありますので、実際に利用される方は改めて規定を調べてください)

鞄を1つ買いたいです。

運ちゃんにそう言ってカバン屋につれていってもらい、デカ目のスポーツバッグを購入。

さらに、鍵屋にも寄ってもらい、新しいカバン用の南京錠も購入。

さんざん買い物をして、ホテルに戻りました。

 

これでひとまず、当座はある程度荷物が増えても大丈夫なはずです。

 

海の町での初ディナー

 

部屋に戻ってベッドに横になりながら、本を読んでいましたが・・・。

不覚にも爆睡。目が覚めたのは19:00です。

まぁ、前半強行軍だったので、昼寝くらいしてちょうどいいかもしれません。

 

目覚めて、ガイドブックを開きながら予習をしていると、ドアをノックする音が。

オーナーがやってきて、

朝、明日の出発を7:30と言ったけれど、距離があるので、やはり6:00出発にした方が

いいということ。

もしかして、すごく無謀なお願いをしているのだろうか・・・。きっとドライバーと連絡を

あらためて取り合って、時間が厳しいことを再確認してくれたのでしょう。

ちょっと不安になりますが、6:00出発だろうが、なんだろうが、1日で回れるならば

こちらは構いません。よろしくお願いします。

ついでにオーナーに、近辺のおいしい魚を食べさせるレストランをたずねると、1軒の

店を紹介してもらい、そのまま出かけてみることに。

 

 

他の店はガラガラなのに、その店だけは満席。一人客なので、テーブルの4方のうち

一辺がカベとくっついている・・・という、むちゃくちゃ辺鄙な席に案内されました。

まぁ、無理もないでしょう。

 

そうとう待たされて、ようやく出てきた料理が、こちら。

 

 

味はなかなかでした。

ただ・・・フライドポテトの量が、「カロリー」という言葉で頭を一杯にさせますし、

生野菜のコールスローが、「生野菜、食中毒」という言葉で胸を埋め尽くします。

結果、完食しました、はい。

ホテルに戻ってすぐに、ビオフェルミンを飲んだことは、言うまでもありません。

 

さぁ、旅も今日がど真ん中でした。明日からは後半。実際に旅を楽しめる時間は

2日半となります。

十分に満喫したいと思います。