2020年02月21日 08:00
愛しのSF映画 60
え〜、SF映画シリーズも早いもので今日が60回目です。
SFとは言えないような作品、サイレント時代の作品、その他ごちゃごちゃと紹介しておりますが、何せ資料本のセレクションに任せておりますので、実に主体性のないシリーズとも言えます。(いつもですが・・・)
さて、今日紹介する作品は以前に別のシリーズでも取り上げたことのある1956年の作品、「原子怪獣と裸女」(紹介はコチラ)という作品です。原題は「The Day the World Ended」ですので、「世界が終わった日」ということになりますが、これに「原子怪獣と裸女」という邦題は凄いセンスだと言えますが、容易に想像できるように、配給したのは大蔵映画でした。当然、「裸女」は出てきませんが、女性二人が泳いでいるシーンがありますので、まったくハズレという訳ではありません。(B級映画のエンターテイメントですな)
この作品を作ったのは「B級映画の帝王」ロジャー・コーマンですので、有名俳優は使わず、屋外ロケはいつもの場所が使われています。
お話としては、核戦争の結果生き残った7人の極限状況の中での人間ドラマと、これに並行して原子怪獣の恐怖を描いています。当時この種の核戦争や放射能をネタにした作品が多いのは、もちろん「ゴジラ」の影響はありますが、やはり米ソ冷戦時代という時代背景が大きいのは確かですね。
本作はコチラで全編が見れるようです。