年の歳月　＝終戦記念日＝




戦争の犠牲になられた たいへん多くの方々の

ご冥福を お祈り申し上げますとともに、

ご遺族の方々の 深い哀しみの想いを、

あらためて この胸に強く刻み申し上げます。





ジョンや清志郎がどんなに訴えても、世界の

どこからも 「戦争」や「紛争」 は、なくならない。

僕らは平和を希み、その言葉を口にしつつも、

日々の暮らしの中で、対立は常に起きてしまい、

先進国に至っては、いじめや体罰、虐待やＤＶなど、

正常な動物社会では起こり得ない卑劣な

強迫行為さえ、暗の中で行われている。

この宇宙の片隅で、他の生態系さえも容赦なく脅かし、

平和どころか調和さえとることのできない僕ら人間って、

とても残念だけど‥秩序を保てる思慮深き生き物とは、

云えないのではないだろうか。




かつて日本は、周辺国に対し、野蛮で惨たらしい

侵略を繰り拡げ、世界を敵にまわし孤立をし、

おぞましい核兵器を２度も投下されました。

きっと日本という国は、世界の中でも指折りの

争欲高き国ではなかったかと感じます。

神道や皇室、靖国神社問題や君が代問題など、

今なお世界から理解し難い繊細な慣習の多い

マイノリティで戦略的な国、日本。




原子爆弾による不条理で凄惨な被害と、それまでの軍国

主義下の加害とを、相殺することは決してできないでしょう。

過去を祈ってみても、平和な未来を願っても、何も産まれない。

調和や平和とは、訪れるものではなく、創り努めあげるもの。

気持ちを言葉にし、言葉を行動とし、続け、繋がりを保つことから、

いつか安らぎを感じられる世界が実現するのではないだろうか。