国家を規定するはずの憲法。

そんな憲法をなぜ、

反国家サヨクは大事にするのか?


単純に言えば

現行憲法が反国家的である、

って事じゃない?


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「日本人民共和国憲法草案」は、

日本共産党が1946年6月29日に

発表した新憲法草案である。


https://www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/02/119/119tx.html


「日本『人民』共和国」と謳っているように、

これは、「日本国」の憲法ではない。

しかし、とんでもない「草案」

ということなかれ、


現行の「日本国憲法」に、

そのマインド、立ち位置は、

そっくりではないか。


違うのは、「天皇制廃止」だけである。


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「日本共産党の

日本人民共和国憲法(草案)」

(一九四六、六、二九発表) 


 前文
天皇制支配体制によつて

もたらされたものは、


無謀な帝国主義侵略戦争、

人類の生命と財産の大規模な破壊、

人民大衆の悲惨にみちた

窮乏と飢餓とであつた。


この天皇制は欽定憲法によつて

法制化されてゐた様に、

天皇が絶対権力を握り

人民の権利を徹底的に剥奪した。


この専制的政治制度は

日本民族の自由と福祉とに

決定的に相反する。


われらは苦難の現実を通じて、

このやうな汚辱と苦痛にみちた

専制政治を廃棄し、人民に主権をおく

民主主義的制度を建設することが

急務であると確信する。


この方向こそかつて

天皇制のもとにひとしく呻吟してきた

日本の人民と近隣諸国人民との

相互の自由と繁栄にもとづく

友愛を決定的に強めるものである。


天皇制はそれがどんな形をとらうとも、

人民の民主主義体制とは絶対に相容れない。

天皇制の廃止、

寄生地主的土地所有制の廃絶と

財閥的独占資本の解体、

基本的人権の確立、

人民の政治的自由の保障、

人民の経済的福祉の擁護

――これらに基調をおく本憲法こそ、

日本人民の民主主義的発展と

幸福の真の保障となるものである。


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まさに、天皇制廃止が前提の、

反国家的、日本国解体後の、

「日本人民共和国」の憲法である。


しかしその実、マインドは、

現行の「日本国憲法」そのもの。

「日本国」という名が付いているものの、

中身は共産主義であったGHQによって

でっち上げられた、

「独立国家」としての主語のない、

今の日本国憲法は、

反国家サヨクにとって、

ひじょうに都合の良い、

反国家的、「人民憲法」なのである。


よくサヨクは、「平和憲法」などと

持ち上げるが、なんのことはない、

日本国の「顔」をもたない、

疑似「日本人民共和国」憲法を、

維持したいだけなのだ。