敗者復活への道 | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

自分でプレーするスポーツか? 観るスポーツか?
今や、観るスポーツの関心が高い。
ワールドカップサッカーや世界選手権、オリンピックに至るまで人気は高い。
新型コロナの影響で、この2年間は冷え切っていたが、
今や、各スポーツは多くの観客を動員している。
国際的なスポーツになると、自国の選手に勝ってもらいたいと思う気持ちが強くなる。
「勝負は時の運」と言われるが、総当たりを原則とするリーグ戦ならば、
一度は対戦した結果なのだから試合結果に納得はできるが、
トーナメント方式ならば、初戦で強豪に当たってしまうと、2番目の実力だったとしても、
初戦敗退の結果だけが残ることになる。
テニスの大きなイベントでは、ランキングからシードを決めて、
強豪同士が早い段階で当たらないような方式をとっている。
ランキング制度がないところでは、ある程度”くじ運”などの要素が高くなる。

そこで、柔道などは、『敗者復活戦』などという方式をとっている。
英語表現では、"consolation" と呼ぶ。
一度強豪と当たって負けても勝ち抜けば、3位まで勝ち上がって行くことが出来る。
くじ運の不利をある程度挽回することが出来る方式でもある。

日本のお家芸とされる柔道では、そのような再チャレンジが出来るシステムが作られているが、
現実の日本社会は、ちょっと違う。
就職で新卒者は優遇されるが既卒者となると明らかに冷遇され、
結果、負け組とされてしまう。
そこで厚生労働省は平成22年から、卒業から3年間は、
新卒扱いになる制度が採られることとなった。
一度の就職の失敗以降”ひきこもっている”という若者の話を聞いたことがあったが、
これなら敗者復活も可能といったところ。
挫折を知らない人間より苦汁をなめた人間の方が魅力的な場合もある。
そういう人材が活かされないままいるのが現実。
そんな貴重な人材を使いこなし、
再チャレンジが出来る日本社会の環境ができればいいと思うが...。

*無断転載を禁止します。
*严禁复制粘贴**本"Boots strap"博文禁止复制粘贴。如有发现,本人将采取法律措施。

*2カ所のブログランキングに参加しています。
↓↓下のアイコンにポチッとお願いします。押すとランキングのページに行きます。お手間ですが戻ってきて、もう一つ下のアイコン(にほんブログ村)にもポチッとして頂ければ、、。

エッセイ・随筆ランキング
↓↓ にほんブログ村は、こちら。  
にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
にほんブログ村

フレンドリーでリーズナブルな外国語スクール
*外国語リニア
芦屋市大原町12-1 プティビル 201

*ALEX外国語スクール
神戸市中央区旭通5-3-3 5F

<了>