ありがたきかな、シエスタ | BOOTS STRAP 外国語と ゆかいな哲学の館

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ありふれた日常を考察する
<芦屋・三宮>

暑さのせいで夜の眠りが浅い。
そのせいか、普段の生活を送りつつも、昼間はやたらと眠い。
つい、うたた寝をすることがある。
夏の日などは、椅子に座ったまま、いつの間にやら「ウトウト」といったことは日常茶飯事。
珍しいことではないが、この有様は西洋人には奇異に感じるものらしい。
「どんな形でも、どんなところでも日本人は眠ることが出来る」
と表現したのは、ルイス・フロイス( Luís Fróis)。
彼は、16、7世紀の日本にやって来て、織田信長や豊臣秀吉と会見したり、
戦国時代の貴重な研究の書『日本史』を書き上げたポルトガルの宣教師。
フロイスが言った「どんな形でも、どんなところでも」というのは
どうも16世紀の日本人に限った話ではない。
この伝統は、21世紀の私の身体の中にも頑強に受け継がれているようだ。
ふと気づけば、夢の中という具合。

どこでも眠れるのは日本人にとって特技の一つと見ることもできるが、
犬や猫も、この特技を有しているようだ。
その辺りに寝そべってうたた寝。そんな姿を目にすることがある。
夢でも見ているように穏やかに眠っている。

夢と言えば、フランスの詩人ポール・ヴァレリーは、
『夢とは、自分が「不在」の間だけ観察できる現象』
と表現している。
夏の日差しの中で、午睡をとることができれば、非常にありがたい。
自分が「不在」になってきて、眠りにつける時間ほど心地のいいものはない。

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<了>