・・・・・・・っということで、両極端のゴジラを見せてもらいました。
↓こちらは現在公開中のアメリカ版。
↓これが今回の【ゴジラ-1.0】です。
この作品によって、アメリカ人の作るゴジラの方向性に一矢報いたいとの日本側の意図が、ヒシヒシと伝わってきます。
ゴジラの原点は「核兵器」「戦争を繰り返す人類」「科学万能主義」への警告だぞ、オマエらが作るエンターテイメント第一主義とは違うんだぞ・・・と、日本映画界(本家)からの反論と見えて仕方ありません。
こう主張したいがために、日本映画として破格の制作費である1,000万〜1,500万ドルもつぎ込んだのです。(それでも、アメリカ版ゴジラvsコングの1/10以下の制作費であるところが悲しい。)
・・・っで、その本家の反論は成功したか?
ぼくが見る限り、大成功だと思われます。
「エンターテイメント主義」に対して、思いっきり「なにわ節主義」を詰め込んでぶつけてきたのです。
アメリカ版では超薄味だった人間の物語が、過剰なまで濃く味付けされています。
正直な感想を言うと、アメリカは日本版より10倍以上の制作費を注ぎ込んだけど、日本版の方が100倍も面白い。
例によって日本人俳優たちの過剰な演技が目につきますが、子役(幼児役?)の女の子が、超可愛かった。
助演賞をあげてもいいくらい。^m^
★★★★★