スプリンターズステークス

【スプリンターズステークス2022予想】データ分析と傾向(新潟開催の14年を含む)

スプリンターズステークス
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スプリンターズステークス過去10年単勝人気別成績

1番人気は、5勝・2着1回・3着1回・着外3回、勝率50%、連対率60%、複勝率70%。
2番人気は、2勝・2着4回・3着0回・着外4回、勝率20%、連対率60%、複勝率60%。
3番人気は、2勝・2着2回・3着0回・着外6回、勝率20%、連対率40%、複勝率40%。
4番人気は、0勝・2着0回・3着0回・着外0回、勝率0%、連対率0%、複勝率0%。
5番人気は、0勝・2着1回・3着1回・着外8回、勝率0%、連対率10%、複勝率20%。
6番人気~9番人気は、0勝・2着0回・3着4回・着外36回、勝率0%、連対率0%、複勝率10%。
10番人気以下は、1勝・2着2回・3着4回・着外64回、勝率%1.4、連対率4.%、複勝率9.9%。

中山開催時は、全て上位3番人気以内の馬で9勝をあげています。
13番人気馬は14年にスノードラゴンが優勝。
2・3着馬は下位人気まで幅広く分布し、特に3着馬は10頭中8頭が6番人気以下の伏兵でした。
スプリンターズステークスは、3着馬に伏兵馬を入れて予想するといいかもしれません。

スプリンターズステークス過去10年前走別成績

前走安田記念は、2勝・2着1回・3着0回・着外6回、勝率22.2%、連対率33.3%、複勝率33.3%。
前走ヴィクトリアマイルは、0勝・2着1回・3着0回・着外1回、勝率0%、連対率50.0%、複勝率50.0%。
前走高松宮記念は、0勝・2着1回・3着0回・着外0回、勝率0%、連対率100%、複勝率100%。
前走セントウルSは、6勝・2着5回・3着2回・着外43回、勝率10.7%、連対率19.6%、複勝率23.2%。
前走キーンランドCは、1勝・2着0回・3着5回・着外37回、勝率2.3%、連対率2.3%、複勝率14.0%。
前走CBC賞は、1勝・2着0回・3着0回・着外2回、勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率33.3%。
前走北九州記念は、0勝・2着1回・3着1回・着外16回、勝率0%、連対率5.6%、複勝率11.1%。
前走函館スプリントSは、0勝・2着1回・3着0回・着外6回、勝率0%、連対率14.3%、複勝率14.3%。
前走オープン特別は、0勝・2着0回・3着2回・着外0回、勝率0%、連対率0%、複勝率40.0%。
前走その他は、0勝・2着0回・3着0回・着外17回、勝率0%、連対率0%、複勝率0%。

スプリンターズステークス3着以内馬に入った馬は13頭は前走セントウルS組でした。
セントウルSで2着以内だった馬のスプリンターズステークスでの成績は5勝・2着4回と圧倒的な結果を残しています。
またセントウルSで5着以内だった馬は、5勝・2着4回・3着2回・着外22回で、前走セントウルS組の3着以内馬13頭中11頭を占めています。

スプリンターズステークス過去10年同年のJRA重賞を優勝した経験の有無別成績

同年優勝経験有は、9勝・2着9回・3着6回・着外51回、勝率12.0%、連対率24.0%%、複勝率32.0%。
同年優勝経験無は、1勝・2着1回・3着4回・着外80回、勝率1.2%、連対率2.3%、複勝率7.0%。

スプリンターズステークス過去10年の3着以内馬30頭中24頭は、同年のJRA重賞実績がある馬でした。
G1優勝経験馬は、4勝・2着1回・3着0回・着外6回で36.4%の高い勝率でした。

【スプリンターズステークス2022予想】本命馬情報

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【メイケイエール】重賞6勝

父ミッキーアイル。母シロインジャー。母の父ハービンジャー。

前走の産経賞セントウルステークス(G2・中京芝1200m)は、スタート直後の激しい先行争いから前半3F32秒5のハイペース。

断然人気単勝1.7倍のメイケイエールは5番手で折り合いました。

直線に向いて先行馬の脚が鈍るなか、 1頭だけ次元の違う力強い瞬発力、上がり3Fメンバー中最速上がり32秒9の強烈な末脚で2馬身半差に差を広げて突き抜けました。

勝ち時計は1分6秒2のレコードで圧勝しました。

中2週で中山への輸送も控えますが、セントウルステークス後の調整は順調そのものです。

重賞6勝は近親のソダシと同じで現役最多です。

セントウルステークスで2着以内だった馬のスプリンターズステークスでの成績は5勝・2着4回と圧倒的な結果を残していることは心強いデータです。

【ナムラクレア】15年ぶり快挙なるか

父ミッキーアイル。母サンクイーン。母の父Storm Cat。

小倉2歳Sは、中団の6番手を追走、直線は大外を回って上がっていき、33秒9のメンバー中最速上がりの豪快な末脚で差し切って、2馬身差を広げての快勝でした。

阪神ジュベナイルフィリーズは1枠1番から勝負所で外を回って進出、じわじわ伸びて5着。

桜花賞(G1・阪神芝1600m)は先行馬を見ながら好位のインコースを追走、直線でも内目から上がっていき、G1で3着に粘りこみ実力を示しました。

函館スプリントS(G3・函館芝1200m)は、先行馬を見ながら好位を追走。

勝負所での手応えは良く、直線、勢いを維持して抜け出し、2馬身半差をつけて1着。

北九州記念(G3・小倉芝1200m)は、外枠から控えて馬群の中を追走。

直線では馬群を割って追い上げてき古馬対手に3着に好走しました。

北九州記念の勝ち方が非常に強く、スプリンターズステークス15年ぶりの3歳牝馬での快挙なるか注目されます。

【シュネルマイスター】好勝負必至

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。

NHKマイルカップは、緩みのないペースを9番手に控えて、外を回って直線でも外から上がっていき先に抜け出したソングラインをゴール前、ハナ差交わし優勝。

昨年の安田記念はスタートで出遅れましたが5番手まで順位を上げて追走、外を回って直線へ、外のダノンキングリー、内のグランアレグリアに交わされましたが0秒1差の3着に粘り古馬G1の一線級馬相手に高い潜在能力を示しました。

毎日王冠は、後方12番手を追走から直線外目から追い込み、先に抜け出したダノンキングリーを、アタマ差で差し切って優勝。

マイルチャンピオンシップは直線で32秒9の猛烈な末脚を発揮、3歳馬で2着に激走して、潜在能力が高いことを示しました。

前走の安田記念(G1・東京芝1600m)は、13番手の馬群の中を追走。

直線は内に入って伸びましたが、ソングラインにクビ差交わされて惜しい2着でした。

G1マイルでは文句なしの実績がありますが、初めての芝1200mは未知数。

マイルチャンピオンシップでグランアレグリアに迫った能力ならスプリンターズステークスでも好勝負は十分可能であることが推測されます。

【ナランフレグ】全6勝中5勝は左回り

父ゴールドアリュール。母ケリーズビューティ。母の父ブライアンズタイム。

高松宮記念(G1・中京芝1200m)は、馬体重は12kg減って絞れていました。

後方に控えてインコースを追走、直線で内から狭いスペースを割って抜け出し1着。

8番人気で4コーナー14番手から33秒9の豪脚で差しきっての優勝は決してフロックではなく、真の実力で勝ち取った勝利です。

安田記念(G1・東京芝1600m)は完全に距離が合わず9着。

これまで30戦23戦で上がり3F3位以内の末脚を発揮しており、直線の瞬発力はスプリンターズステークス出走メンバー中上位です。

また全6勝中5勝は左回りですが、フジオーシャンS(G3・中山芝1200m)で2着した実績がありスプリンターズステークスのコース適性に懸念はありません。

【タイセイビジョン】決め手

父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク。

春雷S(L・中山芝1200m)は、4角11番手から32秒8の鬼脚で差を詰めて2着。

CBC賞(G3・小倉芝1200m)は、後方の14番手に控えて追走、直線で内ラチ沿いを上がっていき2着。

北九州記念(G3・小倉芝1200m)は、13番手のインコースを追走、直線もイン突いて抜け出し2着。

芝1200mは8戦して未勝利ですが、2着5回、直線での決め手があり、末脚が中山の舞台で炸裂すれば、スプリンターズステークスで好勝負は必至です。

【スプリンターズステークス2022予想】穴馬情報

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【ヴェントヴォーチェ 】一瞬の末脚

父タートルボウル。母ランウェイスナップ。母の父Distant View。

函館スプリントS(G3)、アイビスサマーD(G3)は2番人気、1番人気に支持されましたが、7着、9着に凡走しました。

前走のキーンランドC(G3)は、スタート出遅れましたが、馬郡の中団を追走、4コーナーは各馬外へ出されたので、空いた内のスペースから、前の馬を34秒0のメンバー中最速上がりの末脚で交わして優勝しました。

春雷S(L・中山芝1200m)は、3馬身差をつけて圧勝しており、一瞬の末脚が最大の武器なので直線が短い中山コース(スプリンターズステークス)は合うはずです。

【ウインマーベル】器用な立ち回り

父アイルハヴアナザー。母コスモマーベラス。母の父フジキセキ。

橘S(L・中京芝1400m)は、外枠から3番手で先行馬を見ながら好位を先行、直線でスムーズに上がっていき、逃げ粘るジャスパークローネを交わして1着。

葵S(G3・中京芝1200m)は、先行馬が多かったので無理はせず、8番手に控えて追走から、後半上がっていき、直線での追い比べで内の先行馬を交わして抜け出し1着。57㎏の斤量も苦にせず快勝したことは、短距離適性が高いことを十分に示しています。

キーンランドC(G3・札幌芝1200m)は、5番手の好位追走から4コーナーでは早目に上がっていき、内目を通って伸びましたが、内からヴェントヴォーチェに抜け出されて2着。

これまで5つの競馬場で芝1200mを走り、8戦全てで3着以内。

ペースを問わず、安定して脚を使う器用な立ち回りは、初めての中山でも好走する可能性が高いことが推測されます。

G1スプリンターズステークスの大舞台で自在性を発揮しての好走が期待されます。

【トゥラヴェスーラ】G1で0秒1差4着の実力

父ドリームジャーニー。母ジャジャマーチャン。母の父アドマイヤコジーン。

昨年の高松宮記念(G1・中京1200m)は16番人気でしたが、4コーナー12番手から34秒4の強烈な末脚で優勝馬ダノンスマッシュから0秒2差の4着に入線、時計が掛かかる馬場にも対応でき、G1でも通用する実力があることを示しました。

京王杯スプリングC(G2・東京芝1400m)は、馬群の中の中団を追走、直線では外へ出されて内の馬を交わし、2番手に上がって入線しました。

阪急杯(G3・阪神芝1400m)は、12番手の後方からインコースを追走、直線でも内から上がっていき、勝ち馬ダイアトニックに0秒1差まで迫って2着に入線しました。

高松宮記念(G1・中京1200m)は、外目の枠から12番手の内ラチを追走、直線、内から上がっていき、0秒1差の4着に善戦しました。

高松宮記念は2年連続4着、脚をためれば確実に伸びるタイプ。

スプリンターズステークスで展開がはまれば度目のG1挑戦でG1タイトル奪取なるか期待されます。

【テイエムスパーダ】日本レコードVの実績

父レッドスパーダ。母トシザコジーン。母の父アドマイヤコジーン。

デビュー2戦目のフェニックス賞(OP・小倉芝1200m)は、勝ち馬ナムラクレアと0秒1差の2着。

ナムラクレアが次走小倉2歳Sを勝ったことを考慮すれば、フェニックス賞のレースレベルが高かったことがわかります。

あざみ賞(1勝クラス・小倉芝1200m)は、約半年ぶりの休養明けをあっさりとクリアし、2着馬に3馬身差をつける圧勝で潜在能力の高さを示しました。

皆生特別(2勝クラス・阪神芝1200m)は、2番手で先行。直線余力十分に抜け出すと2馬身半差をつけて快勝しました。

CBC賞(G3・小倉芝1200m)は、48kgの軽いハンデを生かして先頭へ、スムーズに逃げ、直線に入っても先頭、後続を3馬身半離して、1分5秒8の日本レコードで逃げ切りました。

北九州記念(G3・小倉芝1200m)も果敢に先手をとって逃げましたが、時計の掛かる馬場になったこともあり、直線は伸びを欠いて7着でした。

前々走のCBC賞では、驚異の日本レコードで逃げました。

スプリンターズステークスがG1特有の緩みのない厳しい展開のスピード勝負なら好勝負も十分可能だと推測されます。

【エイティーンガール】末脚勝負に徹する

父ヨハネスブルグ。母センターグランタス。母の父アグネスタキオン。

京阪杯(G3・阪神芝1200m)は1枠2番の内枠からスタートで遅れ、最後方を追走から外に出されて上がっていき、直線、33秒5のメンバー中最速上がりの末脚で差し切って勝利しました。

高松宮記念(G1・中京芝1200m)は勝ち馬ナランフレグとの差は0秒3の8着。

キーンランドC(G3・札幌芝1200m)はスタートで出遅れ6着も、5か月ぶりの休み明けにしてはいい脚を見せました。

叩き良化型を考慮すれば決して悲観する走りではありません。

出遅れ癖は懸念されますが、今回も末脚勝負に徹するはずです。

スプリンターズステークスが前崩れの超ハイペースになれば波乱の1発があっても驚けません。

【スプリンターズステークス2022予想】コース適性情報

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【メイケイエール】久々の右回り

父ミッキーアイル。母シロインジャー。母の父ハービンジャー。

中山芝1200mは1戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%。

中山芝コースは1戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%。

芝1200mは7戦4勝・2着0回・3着0回で複勝率は57%。

右回りは8戦4勝・2着1回・3着1回で複勝率は50%。

稍重・重・不良馬場は3戦2勝・2着0回・3着0回で複勝率は66%です。

G1の緩みのないペースのスピード勝負への適応力に懸念はありません。

右回りは4勝していますが、ここ4戦は全て左回りコースを走っているので、スプリンターズステークスで馬に迷いが出ないかが若干懸念されます。

【ナムラクレア】一瞬の末脚

父ミッキーアイル。母サンクイーン。母の父Storm Cat。

中山芝1200mは0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%。

中山芝コースは0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%。

芝1200mは4戦3勝・2着0回・3着1回で複勝率は100%。

右回りは8戦3勝・2着2回・3着2回で複勝率は88%。

稍重・重・不良馬場は1戦1勝・2着0回・3着0回で複勝率は100%です。

桜花賞3着、フィリーズレビュー2着の実績からゴール前の急坂に懸念はありません。

函館スプリントS1着、北九州記念3着の実績から、スプリンターズステークスのゴール前の短い直線は一瞬の末脚で克服できそうです。

【シュネルマイスター】距離短縮

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。

中山芝1200mは0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%。

中山芝コースは2戦1勝・2着1回・3着0回で複勝率は100%。

芝1200mは0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%。

右回りは4戦2勝・2着2回・3着0回で複勝率は100%。

稍重・重・不良馬場は0戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は0%です。

前走安田記念だった馬のスプリンターズステークスでの成績は、2勝・2着1回・3着0回・着外6回、勝率22.2%、連対率33.3%、複勝率33.3%。

このデータから安田記念2着からの参戦でも芝1200mのスプリンターズステークスでも勝ち負けまで持ち込める可能性は高いことが推測されます。

【ナランフレグ】一瞬の末脚

父ゴールドアリュール。母ケリーズビューティ。母の父ブライアンズタイム。

中山芝1200mは4戦0勝・2着1回・3着0回で複勝率は25%。

中山芝コースは4戦0勝・2着1回・3着0回で複勝率は25%。

芝1200mは16戦4勝・2着4回・3着2回で複勝率は63%。

右回りは9戦1勝・2着2回・3着1回で複勝率は44%。

稍重・重・不良馬場は2戦1勝・2着0回・3着0回で複勝率は50%です。

前走の安田記念は9着に敗れましたが芝1400m以下のスプリントレースへでは15戦連続で上がり3Fメンバー中3位以内の末脚を使った実績があります。

一瞬の末脚があるのでスプリンターズステークスの中山の短い直線でもまとめて差し切れる能力があります。

【タイセイビジョン】速い末脚

父タートルボウル。母ソムニア。母の父スペシャルウィーク

中山芝1200mは2戦0勝・2着1回・3着0回で複勝率は50%。

中山芝コースは2戦0勝・2着1回・3着0回で複勝率は50%。

芝1200mは8戦0勝・2着5回・3着0回で複勝率は63%。

右回りは13戦2勝・2着6回・3着0回で複勝率は62%。

稍重・重・不良馬場は1戦0勝・2着0回・3着0回で複勝率は100%です。

北九州記念で33秒3、CBC賞で33秒5の速い末脚を発揮しているように、先行馬に厳しいハイペースの傾向が高いスプリンターズステークス、短い直線でも差し切れる末脚があります。

【スプリンターズステークス2022予想】血統情報

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【メイケイエール】マイラー体型だが

父ミッキーアイル。母シロインジャー。母の父ハービンジャー。

父サンデーサイレンス系はスプリンターズステークス過去10年で、2勝・2着4回・3着4回・着外44回、勝率4.5%、連対率13.6%、複勝率22.7%。

母の父ノーザンダンサー系は、3勝・2着4回・3着2回・着外40回、勝率7.5%、連対率17.5%、複勝率22.5%です。

サンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の配合はスプリンターズステークスに向いていると言えそうです。

シラユキヒメの牝系で阪神ジュベナイルF、桜花賞を制覇したソダシやハヤヤッコと近親です。母ユキチャンは関東オークス、クイーン賞、TCK女王盃競走の重賞を3勝しています。サンデーサイレンス×Topsider×クロフネが配合されたことでパワーとスピード能力が押し上げられています。

3代母のシラユキヒメは白毛で有名な一族の牝系です。

母の父ハービンジャーはダンヒチ系で、折り合いに難しさはありますが、ハイペースの芝1200mなら折り合えます。

ハービンジャー産駒は中長距離タイプが多くで、少し割引せざるを得ません。

マイラー体型の大跳びでスプリンターでありませんが、周りに馬がいるとエキサイトして、かかって行きたがるのでスプリントレースに向いています。

セントウルSは、1分6秒2のレコードで圧勝、スプリンター体形ではありませんが、スプリンターズステークスも豪快に差し切ってしまうか。

【ナムラクレア】牝系短距離

父ミッキーアイル。母サンクイーン。母の父Storm Cat。

メイケイエールと同じサンデーサイレンス系×ノーザンダンサー系の配合です。

同じミッキーアイル産駒なら母父Storm Catのナムラクレアの方がスプリンターズステークスに向いている血統かと思われます。

ディープインパクト系×Storm Catの配合からキズナ(日本ダービー)、サトノアラジン(安田記念)、リアルスティール(ドバイターフ)、エイシンヒカリ(イスパーン賞)、ラブズオンリーユー(オークス)、ラキシス(エリザベス女王杯)、アユサン(桜花賞)の7頭のG1馬がでている優秀な配合です。

ナムラムツゴローの3/4妹。3代母Coup de Genieはモルニー賞(仏G1・芝1200m) ・サラマンドル賞(仏G1・芝1400m)を制覇した短距離馬です。

母系の短距離色が強く、芝1200mへの血統的適性は非常に高いことが推測されます。

【シュネルマイスター】マイル血統

父Kingman。母セリエンホルデ。母の父SoldierHollow。

父ノーザンダンサー系は、0勝・2着1回・3着2回・着外32回、勝率0%、連対率3.1%、複勝率9.4%で割引です。

母の父ノーザンダンサー系は、3勝・2着4回・3着2回・着外40回、勝率7.5%、連対率17.5%、複勝率22.%とスプリンターズステークス過去10年で好調です。

父Kingmanは、愛2000ギニーなど欧州マイルG1を4勝して2014年の欧州の年度代表馬に選出されました名マイラーです。

種牡馬としても4頭のG1馬をだしています。

母セリエンホルデは独オークス(独G1・芝2200m)の優勝馬。

サリオスやサラキアも同じSaldeの牝系です。

母父SoldierHollowはバイエルンツフトレネン(独G1・芝2000m)、ローマ賞 (伊G1・芝2000m)をそれぞれ2勝して、独リーディングサイアーに輝きました。

Danzig系×Sadler’s Wells系でNorthern Dancerの血が濃い配合。

Danzig系は豊富なスピードを武器に短距離で活躍、Sadler’s Wells系は芝の道悪やタフな馬場で活躍する傾向があります。

血統的に、時計のかかる馬場のマイルがベストの血統。

【ヴェントヴォーチェ】展開向く血統

父タートルボウル。母ランウェイスナップ。母の父Distant View。

父タートルボウルはジャンプラ賞(仏G1・芝1600m)をかったマイラーです。

アンデスクイーン(重賞3勝)、トリオンフ(重賞3勝)、タイセイビジョン(重賞2勝)などの父で、産駒は、短い直線コースの差しを得意にする馬が多く、スローの瞬発力勝負より、スピード勝負に強い傾向がある血統です。

プティプランセス(3勝)、ウォータースペース(2勝)の近親。

3代母のMasakeは、ハニームーンH(米G3・芝8.5F)優勝馬。

ヴェントヴォーチェは母系にミスタープロスペクターやエーピーインディなど、スプリンターズステークスに実績のある血統を持っています。

ハイペース必至のG1スプリンターズステークスなら展開も向きます。

【ナランフレグ】成長力とパワー

父ゴールドアリュール。母ケリーズビューティ。母の父ブライアンズタイム。

父サンデーサイレンス系は、2勝・2着4回・3着4回・着外44回、勝率4.5%、連対率13.6%、

複勝率22.7%。サンデーサイレンス他のヘイルトゥリーズン系は、1勝・2着2回・3着0回・着外11回、勝率9.1%、連対率27.3%、複勝率27.3%。

父ゴールドアリュール産駒は重賞25勝中23勝をダートで挙げています。

母母ビューティークロスはJRA4勝(芝1200m以下)。

ゴールドアリュール×ブライアンズタイムの配合はダートの中距離血統ですが、母母のスプリント資質が配合されたことでパワースプリンターになっています。

成長力とパワーに富む血統で、直線に急坂にある高速決着なら差し切れます。

【スプリンターズステークス2022枠順確定】

1-1 テイエムスパーダ(牝3、国分恭介)
1-2 ジャンダルム(牡7、荻野極)
2-3 メイショウミモザ(牝5、丹内祐次)
2-4 ダイアトニック(牡7、岩田康誠)
3-5 エイティーンガール(牝6、秋山真一郎)
3-6 ナランフレグ(牡6、丸田恭介)
4-7 ウインマーベル(牡3、松山弘平)
4-8 ファストフォース(牡6、団野大成)
5-9 ナムラクレア(牝3、浜中俊)
5-10 タイセイビジョン(牡5、福永祐一)
6-11 トゥラヴェスーラ(牡7、鮫島克駿)
6-12 ヴェントヴォーチェ(牡5、西村淳也)
7-13 メイケイエール(牝4、池添謙一)
7-14 ラヴィングアンサー(牡8、菱田裕二)
8-15 シュネルマイスター(牡4、横山武史)
8-16 マリアズハート(牝6、菊沢一樹)