フランスの介護施設について | 思えば遠くへ来た私

思えば遠くへ来た私

Parce que j'aime vivre ici même s'il y a des problemes tous ies jours..

昨日は、施設で働く介護士について書いたけど、

 

今日は、施設自体について書いてみようと思う。

 

フランスの介護老人ホームは、おおざっぱに言うと、

 

営利目的かそうでないかに別れる。

 

私が去年、実施研修した老人ホームは二つとも営利目的だった。

 

が、今私が働いている施設は、非営利目的の施設だ。

 

旦那が調べた所、半分だけ民間経営で、半分は国が関係しているらしく、

 

それで非営利らしい。

 

なので、どうやら料金も他と比べてお得らしく、

 

私が一番始めに研修をした施設でお世話していた利用者さんが、

 

途中で他の所に行く事になり、

 

涙ながらに見送ったのだけど、

 

なんと、この施設のセクションJにいた。

 

契約社員をしていた時に、何度かお世話をする事があって

 

「私の事、覚えてますか」と訊いたけど

 

全く覚えてませんでした。

 

仕方ないか。

 

世話をしていたのは一ヶ月くらいだったし。

 

でも、まだ元気な様子で、娘さんがよく面会に来ているので

 

すごくほっこりしてしまった。

 

そんな私の職場ですが、とにかくとても大きい。

 

セクションが4つあって、利用者さんの数も多く、

 

なので、介護士も各部署12人いる。

 

それが、6人ずつのチームとなって

 

数日交代で働いているのだ。

 

私がいるセクションAには、一チーム6人プラス午前中だけの人もいるし。

 

それに、食事の配膳をしたり、サロンや各部屋を掃除する人もいるし、

 

利用者さん達の洋服の洗濯や、介護士達の制服の洗濯をする人もいて、

 

なんなら、毎日見た事が無い人に会う事も多い。

 

それに加えて、医者や看護師、心理学者や理学療法士と、

 

本当にたくさんの人達が働いているのだ。

 

去年研修をしていた所は、利用者数は50人程度で、

 

今の所と比べると、こじんまりしてたなあ、と思う。

 

良く言うと、家庭的と言うか。

 

営利目的なので、細かい所まで目を配って

 

実際、とても良い施設だと思ったものだった。

 

が、今の所は非営利目的の施設。

 

利用者数も多く、人手も足りない事が多く、

 

いつもとにかく動いている感じ。

 

残念ながら、細かい所まで気をつける時間もあまりない。

 

去年は、利用者さんにマニキュアとか塗ったりする時間もあったが、

 

今は、伸びた爪を切る時間を見つけるのがやっと。

 

たまに時間があると、洋服の整理をしたりするが、それも稀。

 

そんな感じで仕事の時間は過ぎて行き、

 

仕事終わりで家に帰り着くと、本当にほっとする。

 

休みは、二日とか三日とかまとめてあるのは嬉しいけど、

 

やる事がいっぱいあって、あっという間に終わってしまう。

 

今日、いつになったら私のバカンスが取れるのか訊いたら、

 

「来年の夏くらい」だそうで。

 

働きだしたばかりだから仕方ないか。

 

でも、交渉次第では、春当たりに一週間か二週間くらい取れるかもしれない、

 

と言われた。

 

・・・まだまだ遠いけど。

 

もし日本に帰れるようなら、帰りたいと思っているが、

 

果たしてその頃、海外から日本に簡単に入れるようになっているのか。

 

夏は、オリンピックがあるので、到底無理だろうし。

 

というか、オリンピック、本当に開催されるんでしょうか。

 

なにもかもが曖昧で、今の所、何の予定も立てられませんね。

 

それでも、バカンスは取れるっぽいので、

 

それまで頑張って働こう。

 

 

 

 

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