本日、獣医師国家試験の合格者の発表がありました。

私の知り合いや採用予定者が受験したわけでもなく、高みの見物って感じでネットニュースを見てみたんですが、結果は1394人受験して1013人合格、合格率は72.7%。

合格者が約1000人というのは私が受験した約30年前と同じでしたが、合格率70%は厳しいですね。数年前までは合格率は85%くらいで、普通にやってればまず受かる試験でしたから。85%と70%って、当事者からしたらプレッシャーがかなり違いますよ。見方を変えると不合格率が15%から30%と倍になるわけですから。

獣医大学は1つ増えて入り口は広くなったものの、出口はそのままだった訳ですね。

獣医業界って、「俺は研究一本でやっていくよ。獣医の免許なんかいらないよ!」と言う人以外は、獣医の免許がないと仕事が出来ないという職場が大部分ですから、殆どの獣医学生にとってはやはりこの試験は人生を左右するくらい大事な物なんですよ。そんなわけで、合格された方、おめでとうございます。不合格だった方、落ち込むのはそこそこに、来年はぜひ雪辱を果たしてください。

 

担当(院長)