アメリカは”ふたつの合衆国”になっておしまい! | けいたいおかし

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おじさんのブログ

トランプ大統領誕生は、

1980年代~90年代の

トランプ氏を知る世代にとっては、

(元俳優のレーガン大統領誕生よりも)

驚きかもしれない・・・

政治的な立場がどうであっても。

 

日本で例えるのは無理があるが、

あえて例えるとすると、

ホリエモンが30年後に、

日本の総理大臣になった感じかな?

(仕組み的には無理だけど)

 

ヒラリーさんは・・・

ビル・クリントン大統領夫人の頃から、

何故か多くのアメリカ人に嫌われてて、

不倫していた夫を擁護した時さえ、

あまり同情されなかった印象がある。

 

また、各州の選挙人総取りという

アメリカの前時代的な仕組みが、

今回の選挙ではトランプ氏に

有利に働いたのかもしれない。

 

ヒラリーさんの支持者は、

トランプ氏を私たちの大統領と

認めないデモ運動をしているけど、

民主主義の選挙結果を

拒否していることになるので、

本末転倒な気もしてしまう。

 

グローバル化に反する

民族主義的な内向き嗜好が、

全世界的に蔓延しているようで、

トランプ氏が選挙に勝ったのも、

英国の「EU離脱」と似た現象だろう。

 

以前、兼高かおるさんと

お会いした時、

(民主主義を基本としながら)

「投票権が誰にも平等にあると、

間違った選択をする危険性がある」と

おっしゃっていた事を思い出した。

 

民主主義という”平等”には、

何かに扇動されてしまう危険もある。

 

といって・・・投票権を誰に与えて、

誰に与えないかの「線引き」することは

今の時代では不可能なこと。

 

誰もが自分の意見をいえる

自由と権利が与えられる限り、

多数決で決めたことに、

反対する人がいることは当たり前だ。

 

アメリカの大統領選挙の結果をみて、

誰もが気付くのが民意の分断だけでなく、

地理的にも分断されていること。

 

 

青が民主党(ヒラリー・クリントン)

赤が共和党(ドナルド・トランプ)

 

基本的に、

沿岸側、都市部はリベラル、

南部と中央はコンサバティブで、

さまざまな政策についても

意見が二分されている。

 

バイブルベルトと呼ばれる

アメリカ中西部から南東部の州では、

進化論を否定して学校で教えない。

 

聖書に基づいて”ヒト”は、

神によって創造されたということから、

恐竜とヒトが共存していたと

真面目に主張する博物館も存在する。

 

アメリカの外からみている

「アメリカ」という国の印象は、

地理的にリベラルな地域のアメリカ。

 

今回、トランプ氏を支持した

真ん中の「アメリカ」とは違うのだ。

 

大雑把に地理的にも分断されているから、

この際、ふたつの合衆国に

なってしまうのもありかもしれない。

 

ニューイングランドから

ワシントンDCまでの東海岸の各州

西海岸の各州(それにハワイ州も?)が、

金融、IT、観光を産業の中心として、

「アメリカ沿岸合衆国」

(The United States of American Coast)

として別な合衆国としてまとまる。

 

真ん中の地域は農業と工業など、

主に生産業が中心になり、

首都はテキサス州のヒューストンか

ダラスあたりにしたら良い。

 

そうすれば・・・

銃規制、同性婚、堕胎、健康保険など

長いあいだ、論争が終わらない

意見の相違も解決してしまうのだ!

 

ボクが子供の頃に語られていたのは、

将来、地球は国境もなくなって

世界はひとつになるというものだったが、

まったく逆のことが起きている気がする。

 

交通、情報、物流の全てが発達して、

世界は明らかに小さくなっているけど、

政治的な国というコミュニティーや、

内輪感覚の民族は細分化されていく。

 

こんな未来を誰が描いていただろうか・・・

 

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