医療・介護を支える継続企業の知恵袋

毎日ブログを書き続け10年が過ぎました。2025年、2042年に向けた医療介護の厳しい時代を乗り切る策を考えます。

ちょっとだけじゃなく大胆に!

2022-01-22 05:36:06 | 薬局

これからじゃなく、この先が問題だ。

 

先週の木曜日(20日)には「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」が開催された。

そして、昨日(21日)は中医協における公聴会があった。

公聴会は今さら意見を聞いてどうするのかと思うような話だった。

もっと事前に現場の意見に耳を傾ける必要があったのではないのか。

どの分野からも今回の中医協が出した診療報酬改定に関する「議論の整理」に対するもの足りなさを訴えていたように感じた。

今さら訴えても遅い。

とりあえず議事録には残るので、いろいろな課題提起は次回の2024年度改定に持ち越される。

この公聴会に意義があったのかは疑問だ。

 

それよりも「薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」は、まさに2024年度の調剤報酬改定に大きく影響を及ぼしそうだ。

今回は昨年6月末以来の開催である。

審議内容を聞いていると内閣府の規制改革推進会議などからの提案などが盛り込まれている。

これはかなり危ない方向に向かっている。

特に気になったのは、これからの薬局のICT化についてだ。

オンライン資格確認やオンライン服薬指導、電子処方箋そして電子お薬手帳などが複合的に絡んでくる。

細かい話はおいおい伝えていきたいが、残念ながら私は電気関係が苦手だ。

と言うことで電気関係が苦手な初老期の薬剤師にはついて行くのが難しい。

医療側もすぐには動かないと思うが、着実に医療におけるDXが動き始める。

 

話は変わるがDXと言うと私的には学生時代の「長町DX劇場」を思い出す。

住んでいるところから遠かったので行ったことはない。

一番町にあった劇場には何回もお世話になった。

今はなきDXの響きに青春時代を思い出す。(余談)

 

検討会ではワーキンググループ(WG)を新設し、現場の意見などを吸い上げて論点整理を行うようだ。

そのメンバーはまだ調整中であるが現時点で10人いる。

薬局関係のメンバーは5人いて、日本薬剤師会と言うより日本保険薬局協会の色が濃い構成となっている。

そろそろ役者が代わるのか。

 

WGのとりまとめは8月くらいだそうだ。

何となく年内に結論が出そうだ。

その結論に基づき何がどのように2024年度の調剤報酬改定に影響するのか。

ここ最近の情報には目が離せない。

 

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしいです。 (大矢浩史)
2022-01-22 10:04:28
駒形先輩

長町DX懐かしいです。

私はよくお世話になりました!
閣議決定後に では遅いのです (駒形ファン )
2022-01-22 12:26:04
閣議決定後に「認められない」なんて言ってもねえ。
て・お・く・れ です。
現政権の肝いり政策である医療DX。
最も重要であり着手が容易なのは薬のDX。
駒形SANの青春であるDX。
どのDXもコック民にとって魅力的。おっと、駒形ファンにとっては初の下ネタへのチャレンジですね。

世の中にとって利便性と経済財政面において必要であるにも関わらず、革新的技術によって仕事がなくなることを恐れる集団によって刷新が遅れ、諸外国とは違う世界を歩み「ジリ貧」な日本。かなりの部分が調剤薬局はこれにあてはまるのです。反対・反対 今まで通りに稼げるのが当たり前の権利だ!なんて話、誰が聞いてくれるのでしょうね。こんな態度で政策と向き合ってきたら?そりゃもちろん四面楚歌コースになっちゃうわけで。四面楚歌に至った理由を理解できずにいると、生き残りに必要な要件がわからないでしょうね。

医療費適正化計画、シナリオは機能しています。
段階的に変わっていく。これが激変緩和措置なのか、、、。
そうはいっても大体の終着点がみえてきましたね。やっぱり2024年がゴールとみて良いようですね。調剤のみならず、薬に関連するお仕事は激変なのでしょう。
え?調剤薬局??一番影響大きな影響を受けますね。というわけで、駒形ファンには、なぜこの業界が騒がしくないのか不思議でなりません。先行き大不安になって当たり前なのにね。とくに中小薬局は改革の主人公だから。

2030年代はおろか、2025年に門前調剤専門対人しかやりたくないです薬局ってあるんでしょうか??
現在までの情報によると、極めて困難に思えます。

薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会はまともです。
将来をきちんと考えている人がいます。耳を傾けたいものですね。
ポリファーマシー 問題解決。やればやるほど薬が出ないので薬局は減収。しかしながら、医療費削減、患者さんのお困りごとも解決。難病である類天疱瘡なんかも発症を減らせる可能性が高いですよね。薬局からは利益が減るけれど、社会的意義の高いお仕事です。これを向こう10-20年続けて結果を出すことが実証できれば、地位向上を主張できます。お、もちろん患者酸の利便性を追求し、医療費削減にも役立つ薬のDXも結果を出せると社会的ポジションがあがりそうですね。でもこれは中小薬局では機能しないから、経団連謹製大型倉庫型薬局が地域フォーミュラリをやりながら達成しちゃうのでしょうね。

状況を整理したら、何がやれるのか、やれないのかがわかってくる?
しかしながら、駒形ファンのコメントは何が言いたいのかやっぱりわからないですね。
なんとかならんのkae?

仕事があるってありがたいですね。
明日も楽しみです。
Unknown (駒形SAN)
2022-01-23 01:34:42
私は南光台に住んでいたので長町は遠い場所でした。
それにしてもDXをなぜデジタルトタンスフォーメーションとなるのかからの理解が必要です。

ファンさんは心配性ですね。
いくら鐘を鳴らしても気にならない人は気にしないものです。
このブログは大手調剤チェーンの準経営者も見ています。
図らずとも、そこへのヒントにもなっています。
動きが早いです。
だから大きくなったんでしょうけどね。

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