レヴュー:「当選」(立原あゆみ氏) | しょむ研 泡沫ブログ(しょむ系政治勢力研究会ブログ版)

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http://twitter.com/shomuken 各種選挙の「しょむ系候補」(諸派・無所属のミニ政党・泡沫候補・インディーズ候補)観察、共産趣味(極左・市民派観察)、極右・カルト宗教観察、評論・ルポ・ノンフィクション・エッセイ系同人誌製作等。メール: shomuken@ymail.ne.jp

 漁師町でカリスマ的人気を誇る男、一(ピン)。彼の同級生が選挙に出馬する事になり、応援演説を頼まれる。「俺ぁ政治の事なんかよく分かんねぇ。だけど、どうせ入れるなら若い人、新しい人に入れようよ」と訴える。その後投票所では、大量の「一」「ピン」と書かれた投票用紙が。ピンは候補者ではないので無効票にすべきところだが、そんな事をしたら町で暴動が起きかねない。そこで応援された候補者の票として計算し、彼はトップ当選を果たす。この出来事を契機に、ピンは「応援する候補は必ず当選する」と言われるカリスマ選挙ブローカーに上り詰める事となる…。

 90年代の新党ブーム時にいくつかあった政治漫画の中で、間違い無く最もつまらなかった作品。特に何をしてる訳でも無いのにカリスマ性抜群で女にモテモテという設定が余りに粗雑過ぎる。