2022年9月24日土曜日

PAPPYLIFE終了のお知らせ…


2022.9.23(FRI) 13歳3ヶ月と5日

AM 10時29分 任務終了

 

2010.6.18 フォトスタジオ撮影
1歳バースディーフォト


2009.9.27我が家に『愛と幸福』を届けるという任務を背負い
やって来たフレンチブルドック任務を立派に終えて
天の星にお返しすることにいたしました

PAPPY今までありがとう!
君のような仔が我が家に来て13年3ヶ月と5日
本当に幸せな日々を過ごすことが出来ました
いっぱい色々なことも学び経験させてもらいました
最後の最後まで強く逞しく誇り高いあなたのような仔はいないと思います
君のような仔が我が家に来てくれたことを一生の誇りと感じます
本当にありがとう!
愛しています…一生忘れませんありがとう



2022.4.19撮影
1歳の時と変わらぬかわいさ



今までPAPPYLIFEを愛し応援していただきご心配を頂いた日本だけではなく
全世界の国から訪問していただいた皆様へ

PAPPYは本当に常識では計れないような仔でした

私達は2009.9.27に大事な命を預かり
その都度に最善と思われることをしたつもりでした
脾臓に2㎝の腫瘍が見つかり血液検査の結果主治医から
北海道大学動物医療センターを紹介され詳しく検査する
多発性骨髄腫(犬の全悪性腫瘍の中で1%に満たない)を疑われるも
骨に異常が見当たらない癌のスペシャリストと言われる先生でもレアケースとの事
兎に角、脾臓に見つかった癌、たぶんどこかに隠れている癌を
やっつけるための抗がん剤治療が始まる

7月からちょくちょく目の調子が悪かったのが
目薬を頑張っても一向に完治する気配がなく抗がん剤の影響があるのか
悪化して眼科専門医に診てもらう
とても難しい状況と言われながら1日半、1時間ごとに目薬を頑張って
腫れがひいてきたようなのでいい方向に向かうとばかり信じて
2日後(21日)に眼科を受診した
生憎、担当医が手が空かず予約時間を過ぎても車で待つことに
私の膝に抱いていたPAPPYが今まで聞いたことがない声で叫び
暴れだし慌てて外に出すと最近では考えられないような猛ダッシュで走り出す
多々事ではない…
腫れがひいていたと思われる眼球が破裂…
手術が出来ない状態に手の施しようがないとの事
気休めに麻酔の点眼をしてくれた
自然治癒うに期待するしかない…
PAPPYの凄いところはそれでも普段の生活をしようとすること
外に自らの足で歩いて行こうとし
痛くて通常なら喉が通らないはずの食べ物をしっかり食べる
とても信じられないような行動です…

次の日(22日)朝一番で痛みをどうにか軽減できなかと主治医を訪ねこにした
カートに乗せて診察室に入った時、水晶体が目からこぼれ落ちた
コンタクトを外すようにきらきら光った水晶体がカートの中に落ちていた…
信じられない光景に頭が真っ白になってしまった情けない私
手術が出来ない事に対し同行してくれた娘が冷静に対応してくれて
先生との相談で自分で痛み止めの注射をすることにした
娘が先生から注射のレクチャーを受け自宅で注射することになった
注射した一時は少しいいのだけど持続性がない
眠ることもできない…
我慢できずに夕方、家族全員で睡眠薬を投与してもらうために行った
もしかしたらこの睡眠薬で目が覚めないかもしれない…
寝る前に皆で顔を見るように先生から提案される
寝てから1時間後目を覚ます

水も飲めないのに大好きな梨だけは食べられて
好きなだけ食べられるだけお腹いっぱい食べさせた
PAPPYが大好きだった山水園さんの完熟梨を取り寄せして最後の梨だった

また目が覚めたら時間を空けて睡眠薬、痛み止めを注射するように
数本準備してもらった

睡眠薬を注射した時だけは1時間ほど眠れるものの
目から血が飛び散る…
声にならないような悲惨な叫び…
想像を絶するような痛みに耐えながらそれでも自分でトイレに行こうとする
本当だったら致死量に見合う量の睡眠薬に打ち勝ってしまうPAPPY…
「もう頑張らなくていいんだよ…」

もう私達にできることは自分たちでPAPPYを天の星にお返しすることだけ…
人生の中でもこんなに辛く苦しい判断をしたのは初めてのことだった…
朝、病院が開くのを待って先生から2度と目覚めない注射を
娘と夫にもらいに行ってもらった
(長い医者経験でも家族が注射することは初の事)

2人が留守の間にもトイレにどうしても行きたいというPAPPY 
もう自分で排尿排泄もできないのに…
自分で玄関まで歩き抱いていつもの公園をいつも歩くコースで歩いてきた

2人が帰ってきて「もう寝んねしよう…」といっても
全身の力を振り絞り座り
痛くて絶対開けられないはずの血だらけの眼を見開き
私達を見るPAPPY…

PAPPYは大きな病気一つせず元気で強い子でした
その13年間の一生分の痛さ、辛さをいっぺんに課せられたPAPPY
PAPPYだけに辛さを背負わせない
私達も一生分の心の痛さ辛さを背負うことにしました

AM 10時29分 永眠

日本の北海道にこんな最強なフレンチブルドックがいたことを
残すことがPAPPYLIFE最後の仕事と思い書きました
心臓が止まったのを確認してから目に水晶体を戻してあげました

9.26私達が13年前初めてPAPPYと運命的に出会った日に火葬します

現在、戦禍まっただ中のロシア、ウクライナから訪問していただいた方々
一時でもPAPPYLIFEを見て日常の辛さが軽減されたなら幸いです
市民、動物たちには何の罪もありません
いち早く終戦を望み世界平和を祈ります

PAPPYは天の星になり観ているはずです

今までPAPPYLIFEを見守り愛していただいたことに感謝です

ありがとうございました




 

2 件のコメント:

  1. 長い間パピー君に会っていませんでした。でもいつも「パピー君元気にしてるかなぁ」と考えていました。ほんとに久しぶりにブログを拝見したら・・驚きました。心臓がバクバクしました。涙が止まりません。壮絶な・・。パピー君痛かったね。ママさんも苦しかったですね。でも他の子達の10倍100倍楽しい幸せな犬生だったと思います。ママさんも暫くはカラッポになってしまうかもしれませんが、その後は元気を出してくださいね。パピー君、あちらにはぱっ君もいるので遊んであげてくださいね。

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  2. Bekoさま> 大変ご無沙汰しております
    1月よりブログ更新がなく台風の度に被害なくお過ごしかと思っておりました…
    パックスくんの分まで大事に長生きしてもらおうと最善を尽くしていたつもりでしたが最後にこの上ない悲惨なめにあわせてしまいました…
    悪い夢でも観ているようであの時の事を脳がシャットダウンするんです…
    言葉に出して言う事も辛く
    パピーの存在の大きさありがたさに感謝しかありません
    今は白く輝く光を失い家の中が暗く感じます
    心掛けてパピーと一緒に外に出るようにしています
    Bekoさんの暖かい言葉に感謝です
    久しぶりにポチくんのブログを拝見して心が暖かくなりました
    パピーのご縁を大事にしてポチくんの成長を楽しみにしています♪
    パッくんパピーを頼みます
    本当にありがとうございました

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