No.917 ニンティアオの給餌実験が始まりました(その2) | ryokukanetworkのブログ

ryokukanetworkのブログ

砂漠緑化活動を行うNGOのスタッフブログ。農村出身の若者達の日常がメインです。中国の農村の日常を綴ったブログはレアかも?まったりゆるゆる系でボチボチ更新します~!

みなさん、こんにちは。

さっちゅです。

 

今年は、ずっとニンティアオ飼料の給餌実験をお伝えしていますが、いよいよ実験守備の最終段階、ニンティアオの刈り取り作業をお伝えします。

 

 

今回の給餌実験のターゲットであるニンティアオは、2000年の当会発足以来、最もたくさん植栽してきた樹種で、各緑化地ではどこでも見ることができます。私の家があるバオルンでも、2014年の着工当初から植栽されていて、現在は緑化地を歩くと

「もこもこ」

と生長しているのがすぐわかります。

 

 

(もこもこ具合、おわかりいただけますか??)

 

 

 

これらのニンティアオを刈り取ってきて飼料に加工するんですが、今では幹が3㎝ぐらいに太くなっているものもあります。

 

 

 

これを剪定ばさみや鎌で1本1本刈り取っていたら、とても大変で効率が悪いです。

(まず切れないわな)

 

 


そこで登場するのが、刈払機です。

 

 

 

私が当会に入るよりもずっと前に、コマツゼノアさんより寄贈いただいたもので、ちょうぶちょうたちがメンテナンスをしながら保管していたものです。

 

 

 

これを使うと、太いニンティアオも簡単に刈り取ることができますね!

(15年くらい前になりますな)

 

 

 

 

 

刈り取ったあとがこちら。地面から5㎝ほど残して刈り取ると、萌芽更新といってまた芽が生えてきて、3〜5年後には刈り取った時と同じほどに回復するのです!

 

 

(ちょいとわかりづらいですが、5cmくらい残して刈り取った切り株)

 

飼料生産と緑化との両立はここが大事なポイントになります。皆伐してしまうとまた砂が舞い上がって砂漠化しちゃいますからね。

 

 

刈り取った後は束ねて運びやすくしておきます。

家に運んで、この後は粉砕機で細かく砕きます。

 

 

 

次回は、その、刈り取ったニンティアオの粉砕加工の様子をお伝えします。

 

(つづく)