中国当局が発電所建設のためチベット人に立ち退き命令
ツォロチベット自治州のチベット人住人が、発電所建設のため、中国当局から立ち退きを命じられている。また、近くにあるアツォク・ゴン・デチェン・チュコル・リン僧院の僧侶も立ち退き命令を受けている。
僧侶たちは、立ち退き命令を無効にするよう中国当局に嘆願している。
「しかし、中国当局は、いかなる犠牲を払っても立ち退かせると警告しています。」
安全上の理由で匿名を条件に証言してくれた人物はこう語った。
「当局は僧侶を招集し、立ち退きに合意するよう命じています。」
中国政府は、2021年12月に発電所の建設許可を出したという。
アツォク・ゴン・デチェン・チュコル・リン僧院は1889年に設立され、現在、157人の僧侶が学んでいる。
【亀田浩史訳】
【亀田浩史訳】