やめてえ!古代ギリシャローマとは反対に(汗)、メソポタミア文明のハンムラビが思ってたのといい意味で違った件。
でっかい人差し指!?
の爪部分というか上部にあるレリーフは、椅子に座る正義の神シャマシュ(右)とその前に立つハンムラビ王(左)です。
玄武岩に刻まれたくさび形文字。
紀元前1700年頃、古バビロニア王国の王ハンムラビが成文化したこの法典は
によると
>発見当時は「世界最古の法典」と騒がれた「ハンムラビ法典」。その後、
>それより古い法典が発見されたため「世界最古」ではなくなったが、オリジナルの法典碑がほぼ完全な形で残っているのは「ハンムラビ法典」のみ。<
三千七百年後の君へ
そもそもこの法典、なぜ作成されたのか・・
それは
>国土に正義を顕わすために、悪しき者邪な者を滅ぼすために、強き者が弱き者を虐げることがないために<
>注目すべきは、ハンムラビ自身はこれを「法典」とは呼ばずに「判決」と言っている<
>研究者の意見では、「ハンムラビ法典」は裁判に携わる者が参考にする一種の手引書だということになっています<
ということなんですが、手引き、道案内、 ・・
そこらへんにも人差し指の形の理由があるんでしょうかね
で、例の有名な
>「目には目を」というと、「やられたらやり返せ」と聞こえるが、この考え方が適用されるのは、上層自由人同士の場合で、しかも刑を科すのは第三者(複数)であった。<
なるほど、やられた人が直にやり返さないし、その行為も複数人に分散させるわけですね。
で、これがもし「上層自由人」同士でなければどうだったかというと、
>それ以外の場合(第198、199条など)は、お金による「償い」であった。
「ハンムラビ法典」のなかには、犯罪被害者を市や市長が救済するといった現代の法律の先を行く被害者救済の考え方や、日本では1995年、アメリカでも1970年代に確立されたばかりのPL(製造物責任)法のような先駆的な内容の判決もある。<
3700年前がスゴかった
ただしだ。
「弱きものを助けちゃう」とか言いいつつ・・
>身分差別は厳しいものでした。奴隷が自由人やそれ以上の身分の者に対して危害を加えた場合、それ以上の罰を受けるのです。一方で、身分の高い者が奴隷に危害を加えた場合の罰は罰金など、軽いものでした。 <
あららら、、
まあ身分差別をなくそう運動って、つい最近のことですし
現代の私たちはその過渡期のやっと始まりあたりにいるのかしら、それとも”身分”に代わった”格差”が逆にどんどん拡大していくのかな・・
さてさて。
今日の漫画の下半分の、ルーヴル水底散歩
現在の美術館、その前の王宮、さらにその前・・
つまり赤ちゃんルーヴルは要塞だった。
時は1190年。
イギリスが聖地征服のため差し向けた第三回十字軍がやってくる前に、ここフランスのフェリペ二世は「イギリスからパリを守らねばッ!」と要塞を作り始めたんだって。
>要塞は平面図でほぼ正方形(78 m x 72 m)で、近くのセーヌ川からの水で満たされた幅10mの堀に囲まれていました。<
私が漫画に描いたのはこのイメージです。
現在のルーヴルにて、実際にはこんなふう。
中央の四角い柱は、この水濠にかかっていた跳ね橋の支柱。
私たちは行かなかったのですが、この正方形の要塞の中央には、その後まもなく1200年頃に建てられた円形の砦(とりで)がありまして
>直径15.6m、高さ30mの円形構造で、底部の壁の厚さは4.25mでした。幅9m、深さ6mの溝に囲まれていました。この溝は乾燥していて(水で満たされた堀ではありません)<
説明板にあった当時の姿。
こっから始まるルーヴルの成長がライトアップで見られるコーナーも。
↑手前のシュリ―翼のたった四分の一が元々のルーヴル要塞でした。
左の赤いのは、1871年にパリ・コミューンの兵士に放火され焼失したチュイルリー宮殿(今は庭園だけ)から延焼したところ、、
とまあいろんな事があったけどルー君てばすっかり大きくなっちゃって、おばちゃん見違えたわ!!
ちなみに、漫画でロバアト教授&リスキチが快適げに歩いているシーウォーカー。
こちらを参考にさせていただきました
コンタクトOK、顔も頭も濡れないのは良いネ
てか、さぞかし不思議な体験だろうなあ
要塞のお堀はこのスフィンクスを見たらスグそこでした。
水底散歩の後もそのままシュリ―翼を古代エジプト、古代オリエントとめぐりまして・・・
あんまりさんざんありすぎて写真を撮る気が失せたそのたった一枚っ
まったく世界各地から「収集」しまくったもんだ
というのはずっと前にロンドンの大英博物館でも感じたのですが
持ってかれちゃった国々とやっぱりモメてます。
>問題を複雑化させているのは、英国をはじめとする欧州各国の「拾った物は自分の物」という植民地法だ。国立博物館・美術館が、保有する文化財が盗品であったり、武力で奪い取られた物であっても手放せないのはこの法律があるためだ。<
と思ったら、つい最近こんな事件が起きてた。
>2013年から2021年にかけて「ルーブル美術館(Musee du Louvre)」の館長を務めていたジャン=リュック・マルティネス< が、
>「ルーヴル・アブダビ」を舞台に展開した盗難美術品密売およびマネーロンダリングに関与した疑い<
>「密輸された考古学的遺物の売却は、この地域のテログループの収入源としても知られている」と、「リベラシオン」は指摘。<
世界最高峰ルーブルのサイテー事件、 まさに激震!!
↑記事には、消えた宝石をめぐってニューヨークでサザビーズとセレブ界のデベロッパーがモメモメになっているともありますし
ニューヨークのm子さんもヘンなことに巻き込まれないよう、というかまたぞろ借りを作ってその尻ぬぐいに日本国民を巻き込まないよう、くれぐれもお慎みくださいましネ・・・・・・・・・・
こうして、ルーヴル美術館に5時間いた私たちですが、アメリカ→フランス移動の疲れ&時差ボケ(時差10時間つまり昼夜逆転)
見たかったものはもっともっとあったけれど、無理せず退出しました。
(つかもうすっかり三匹のゾンビ)
そんなゾンビやあなたのため、ルーヴルは
48万点をオンライン公開。
カタログと作品ページを行き来する時間がかかるので一点5秒として240万秒=4万分つまり666時間ちょっと
1日にほんの一時間ずつ見ていけば、666日つまり22ヶ月後に
満願の日を迎えられます
(なんの修行だ)
逆さピラミッドはルーヴルのショッピングセンターにあります。
リスキチはこの夏休み、アメリカの元金鉱の町の古本屋で買った「ダ・ヴィンチ・コード」を読書ちう。
あの時はもうすぐここに来ることも知らず勧めたわたくしでした。
午後三時すぎの広場。
ピラミッドの手前、円形の緑地の下が逆さピラミッドです。
じゃあねルーちゃん!!
また遊びに来るからあんたも元気にしてるんだよ〜
(なぜかすっかり親戚のおばちゃん気分)
から振り向くと、カルーゼル凱旋門。
ナポレオンの勝利を祝して1808年に完成しました。
↓応援のおたっぷをいただけると幸せます
↓noteで犬のピピの話を書きとげようとしています