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前回の続きです。
私が安田支援員に心理的虐待と支援放棄(ネグレクト)が行われていることを施設長の吉田に申告してから3日が経過しようとしていた。板垣は今回は被害者の私から聞き取りを行うことになった。まずは私の主張を聞くことになったので、私は始めた。
「明らかに目が合っているのに挨拶もしない行為や会話の仲間に入れない行為は支援放棄です」
板垣もメモを取り始めた。私は続けた。
「上記言動は心理的虐待にも当たりますが、それ以外にも『あなたの人間性を疑う』『社会福祉士など取っても何の役にも立たない』など暴言が目立ちます。これらの行為も心理的虐待です」
板垣はメモを取り終え、
「虐待って5種類あるよね。①身体的、②心理的、③ネグレクト、④性的、⑤経済的があるね。詳しくは安田支援員からも聞き取りを行います。今回のことはこの事業所始まって以来の事態なので重く受け止めています。もしあなたが安田支援員ならどのように対応しますか」
これは板垣が良く投げかけてくる方法である。私は答えた。
「3つあります。1つ目は視線を合わせることです。2つ目は全員に声をかけること、3つ目は言葉を選んで声をかけることです」
板垣は、メモを取りながら、
「どれも大事なことだよね。この事業所ももうすぐ開所して3年になるけど、いっぱい借金してサービス提供しているの。安田支援員にもこの後話を聞きます。その後であなたと安田支援員との直接の話し合いを考えていますがいいですか?」
と聞いてきたので私は、
「加害者と被害者1対1では感情的な対立で終わる可能性が高いですので社長と施設長の両者に立ち会って欲しいです」
と要望した。これは安田支援員にも確認することになった。
後は社会福祉士の勉強の進捗状況についてなど話して聞き取りは終わった。
話は次回に続きます。