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前回の続きです。

 

私は実習先T市の生活介護事業所に実習に先立って連絡の電話をかけた。実習担当者の名前は学校からあらかじめ知らされているので実習担当者の中川氏(女性、以下敬称略)をお願いすると物腰の柔らかそうな中川が電話に出た。ここでは実習に先立って事前指導を受けることになっていたのでその日程を決めることになる。

 

「この度実習でお世話になるてつさんと申します。実習に先立ちまして事前指導を受けたいと思いご連絡しました」

 

と挨拶すると結構実習生の受け入れにも慣れているような様子で中川は事前指導の日程をいくつか提示してきたので調整の結果ちょうど実習開始1か月前くらいに顔合わせも兼ねた実習事前指導が行われることに決まった。実習期間中は京都駅前で宿泊することに決まっていたがこの事前指導の日はK市からT市まで同じ大阪府内とはいえ南部から北部へ約2時間の移動になる。

 

おまけに最寄駅から実習先が遠く、約2キロメートル離れていた。これは事前に1回150円で利用できるレンタサイクルがあると聞いていたがこの日は契約者カードだけ作っておき、道順をつかむためにも最初だけは運動も兼ねて徒歩で行くことに決めていた。万が一迷うことも想定して指定時間の1時間前には到着すべく早めに自宅を出た。実習の事前指導は正装でという学校からの指導もあったので紺のスーツ姿で向かう。

 

最寄り駅には指定時間の1時間以上前に着いた。午後1時からだったので昼食を取り、まずレンタサイクルの場所が確認できたので契約者カードをあらかじめ作っておくことにした。その後実習先に向かうがすぐにグーグルマップでナビ設定しておけば迷わずに済んだのだが見当違いの方向に進んでしまい迷った後でグーグルマップを設定したら時間ギリギリにたどり着くことができた。

 

実習先に着くと早速実習事前指導が始まった。まずは施設の概要をパンフレットを使って説明してもらう。主な対象者は重度の知的障がい者や自閉スペクトラム症とのことだった。実習事前指導は実習に向けた波長合わせの場でもあるので、実習指導者の中川も実習計画書や学校から送られている実習生紹介表などに基づき様々な質問をしてくる。

 

発達障害と精神障害についての詳細とかそれが実習に支障を来さないか確認されたが、特性を説明したうえで実習には支障がない旨話した。精神保健福祉士をお持ちのようですがという質問もあったが資格を取ってから1年ほどしか稼働していないことやすでに持っている知識は最大限活用したいと答えた。

 

そうすると現場を一通り回って説明を受けて実習初日からよろしくお願いしますという話で実習事前指導は終わった。

 

帰りはグーグルマップの最短ルートで駅まで徒歩でたどり着きK市まで戻ったが迷ったのもあって歩数計が14000歩に達していた。

 

話は次回に続きます。