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前回の続きです。

 

この事業所では体重のコントロールを行っていて増えすぎないように、散歩などの室外運動やバランスボールなどの室内運動が要所要所で取り入れられていることは以前の原稿でも書いた。

 

体重をコントロールすることは利用者さんの体調を安定させることはもちろん、支援者の負担の軽減にもつながる。実際この事業所には約40人の利用者さんがいたがBMIで25を超えるような肥満の体格の人は少なかった。

 

利用者さんは重度の知的障害を伴う自閉スペクトラム症で環境の変化を著しく嫌うことも以前の原稿で書いたが、コロナの影響で本来なら毎年行われて楽しみにしている行事が中止になってパニックになる利用者さんも少なくなかった。

 

ここから本題だが、この事業所では約2か月に1回エアロビクス教室が行われていた。

 

エアロビクスというと鏡のある部屋でインストラクターの人がいることを連想すると思うが従来なら体育館などを借りてやっていたようだが緊急事態宣言が出たことで体育館が借りられないだけでなく、事業所の広い食堂を使うにしてもインストラクターを呼ぶこともできない。

 

そこで苦肉の策として取られたのがリモートでの実施だった。食堂でプロジェクターでインストラクターを投影してそれを見ながらエアロビクスは実施されることになった。

 

私も実習の合間を縫って参加させてもらうことになった。エアロビクスは割と素早い動きを正確にすることが求められることが多いが、発達性協調運動障害を持つことが多い自閉スペクトラム症の人には結構難しく、ぎこちない動きをしている利用者さんも多かった。

 

インストラクターがそばにいれば教えてもらえるがそれができないのが難点で何でもリモートがいいというものでもないようだ。かく言う私も動作が左右逆になったり遅れたり散々だった。

 

次回くらいで実習前半の話を終わらせて、実習後半の話に移りたいと思います。