パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

解体の儀と般若心経

2022年09月26日 09時21分14秒 | 徒然なるままに

昨日(9月25日)懸案だった近所のお稲荷さんの拝殿の解体のための
お祓い(解体の儀)をおこなった

屋根に木が生えているし、雨漏りはするし、床は腐って傾いているし
結局のところ誰かがある種の決断をしないといつまでも悩みのタネのままなので
今年度の稲荷様の管理役の自分が何回か会議を行って解体の決断をした

天気が心配だったが、自分は肝心な時はいつも晴れている晴れ男の自覚がある
8月の地蔵盆も怪しい天気だったが、儀式のときは雨に降られずに済んだ

関係者が扉を開けて空気を入れ替えて、拝殿内の掃除をして
儀式に必要な祭壇をつくる
床がふわふわしているので、一番安定している窓際の面に設置して
外から儀式を行うようにした

回覧で解体の儀のお知らせはしたが、集まったのは関係者と組長が二人
久しぶりの天気の良い日曜日だから、仕方ない

地元の住職に頼んで行ったが、めったに経験できることではないので
そこにいる人達は言われたことをするだけ
「般若心経を3回唱えます」
と参列者に般若心経が書かれた小冊子が渡される
毎朝の仏様のお参りで般若心経は覚えているので
自分はなくても大丈夫だった

般若心経は自分のペースでないとなかなか難しい
ゆっくりだと覚えているはずのお経が
今お経のどのところに来ているかがあやふやになる
昨日は自分らが家でやっているよりも数段ゆっくりしていたので
同じものを唱えているのか不安になった

解体の儀は、建物のお葬式なのかもしれない
お葬式に使われるドラのようなものが鳴った時、ふとそう思った

今までの感謝の念を込め建物を塩水でお清めを行ったりして
儀式は30分ほどで済んだ
これからは雨の翌日はバケツに溜まった水とか
ビニールシートの床に広がっている水のかき出しをしないで済む
少しなにかから開放された気分だ

さてこれからの問題は解体費用の集金
だが、「案ずるより産むが易し」のことわざがあるように
地域の方々は協力的で、各世帯の負担分は早めに集められそうな雰囲気だ

それにしても、一つ一つ片付いて、正直なところホッとした感じ

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