よっちんのフォト日記

Saikyoji Temple, Ohtsu City, Shiga Pref.

さてさて、大津市坂本にある西教寺を訪れ、美しい紅葉をワタクシ達は満喫していたのですが、
ここ西教寺は明智光秀ゆかりのお寺としても知られているんですよ。
以前、NHKの大河ドラマで光秀を主人公にした『麒麟が来る』が放映されていた時は、
多くの人が西教寺にやって来たそうなんです。


1571年、織田信長の比叡山焼き討ちでは、延暦寺だけではなく坂本の町、日吉大社なども残さず焼き払われ、
僧侶や町人も老若男女区別なく約三千人が殺戮され、西教寺もすべて焼き尽くされました。


その後、坂本城主となった明智光秀が復興に尽力し、西教寺は光秀の菩提寺となりました。


あらあら、滋賀県名物の「飛び出し坊や」も明智光秀バージョンになっていますね。


寺の中には明智光秀ゆかりの品々も数多く残されており、妻煕子や一族とともに境内に墓があるんですよ。


明智光秀といえば「本能寺の変」で主君であった織田信長を自害に追い込んだこと、
さらには信長の悲報を聞いて岡山から舞い戻った羽柴秀吉によって倒された、所謂「三日天下」で知られていますね。
その最期は、坂本を目指して落ち延びる途中に落ち武者狩りによって殺害されたとも、
落ち武者狩りの百姓に竹槍で刺されて大きな傷を負ったために自害したとも言われいていますが、
光秀が戦乱の世を大きく動かした一人であったことは間違いないでしょう。


この庭は客殿庭園でして、小堀遠州の作なんですよ。さすがに立派な庭園ですね。


光秀が織田信長を裏切った理由には諸説あって、何が真実なのかはわかりません。
10人の歴史好きが集まれば、10通りの解釈があることでしょう。


歴史には様々な解釈が出来るからこそ、歴史を学ぶことは楽しいのかもしれませんね。

使用したカメラ：1、5、6枚目はFUJIFILM X-T30、他はFUJIFILM X-Pro2


関西には信州や北海道のような、雄大な自然を感じられる場所があまりありません。
しかし、京都や奈良はもちろんですが、滋賀や大阪、兵庫や和歌山でも歴史ロマンを感じる場所が数多く存在します。
考えてみたら私は、世界遺産が身近にある町で暮らしているんですよねぇ。


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