ジョン・ウィック コンセクエンス | 大原浩の金融・経済地動説
2025-02-28 01:19:31

ジョン・ウィック コンセクエンス

テーマ:映画・ドラマ

キアヌ・リーブス、ドニー・イェン、ビル・スカルスガルド、ローレンス・フィッシュバーン、真田広之、リナ・サワヤマ他

130点

 

「ジョン・ウィック」のシリーズも4作目になるが、そのパワーはいまだに衰えることが無い。

 

ただ、上映時間は長すぎると思う。例えばポーカーのシーンなどはカットして、「ジョン・ウィック」の持ち味である、アクション・銃撃シーンにもっと軸足を置いた方が良かったと思う、

 

222段の階段落ちが話題になっているが、地道なトレーニングを積んで、キアヌ・リーブス本人が主要なアクションシーンを演じるところが本作品の完成度を高めている。この作品の撮影当時還暦に近かったことを考えれば驚異的だ。

 

また、スタントマン出身のチャド・スタエルスキ監督の存在も重要だ。1999年からのマトリックス・シリーズでは、キアヌ・リーブズのスタントマン役も務めた長い付き合いだが、両者の息がぴったり合っている。

 

大阪のシーンは、日本人から見ると、いかにも「西洋人の東洋趣味」ではあるが、それなりに面白い。

 

また、全般的な物語も全くリサリティに欠ける「ダークなおとぎ話」ではあるが、その方が「アクション映画」としての本作品にフィットしている。

 

ハッピーエンドでは無いが、それなりに納得ができるエンディングだ。第5作は無いとも思わせる内容だが、果たしてどうであろうか?第5作の企画が進んでいるとの報道もある。

 

すでに還暦を迎えたキアヌ・リーブスがアクションを続けられるかどうかがポイントであろう。

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