大切に扱われた日

2022-08-15 11:27:08 | 日記風


 当たり前に起きて辺り前に洗面を済まそうと思ったら。

 コップが割れた。歯磨きの時に口をゆすぐのに使っているコップがあっけなく、しかもかなりバラバラに割れた。無意識で蛇口にあてたと思う。でも当てることは今までにもあったけどそもそも割れることがなかった。しかもバラバラ。

 角度っていうのもあると思う。コップのに耐久度の弱い角度にあてて、上手くバラバラに割れる状況が整ってしまっていたということみたい。

 長く使っていたカップだったし、朝一番で起きることがコップが割れるとは思わなかったので、結構なショックだった。

 それでもしたことは、口を違うものを使ってゆすぎ、コップの破片を集めて捨てることだった。

 毎日暑いじゃないですか。
 暑い間に新しいコップを買いに行くのが、なんだか億劫で。

 コップ1個だけど、ネットで購入しようかと思ったり、でもそれに頼ると表に出ることが減ってしまうので、やっぱり近所に買いに出た。そして家を出たのは深夜だった。

 24時間営業している100円ショップがあるので、そこへ向かった。

 たまに変な時間に買い物へ行くんだけど、そこの男性の店員さんの対応がとてもきっちとして愛想がいい。深夜帯は、客のあしらいがぞんざいだったりしてもおかしくない。
 この店員さんは、高級店で昼間の時間帯に対応してるのかと思うくらいきっちしている。

 元々そういう所で仕事をされていた方が、今はたまたまここにいるってことかもしれない。けれど彼は彼のプライドを持ってどこでも自分が納得いく仕事をしているのかもしれない。

 何度か対面しているが、そこはいつも不思議に思っていた。

 そしてこんな時は、なんだか嬉しいと思う。

 そもそもコップが割れるって、厄払いとか身代わりになってくれたという解釈の仕方がある。

 最近も、なんだかいろいろきついと思っていることがあり、憔悴に取り憑かれていた。

 変わってもらったのかなと思う。

 大きな難をコップに変わってもらい、私は新しいカップを手に入れた。

 そしてきっちりと仕事をこなす店員さんへと結びついていく。

 最終的に大事に扱ってもらったようで、心地がいい思いだけが残った。


 写真は、いつかのノマドワワークの時に食べたアサイーボウル

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