ゴルフ惑星

ゴルフの楽しさを享受するメルマガ『Golf Planet』のキャプテンc-noこと、ロマン派ゴルフ作家篠原の徒然。

祖父を思いだすパターを打つ決断

2022年05月26日 09時47分00秒 | 用具



『スパイダー GT』です。
とても良かったので
もう一度……
ではありません。



よく観察すると
わかります。

発売は7月ですから
まだまだ先です。
しかし、
意を決して
試打をします。

ここで宣伝です。

シン貧打爆裂レポート
『B-LD』が
公開されました。
https://www.alba.co.jp/gear/column/article?title_id=513&id=19418

新しいレディースの
ブランドです。
愛妻が打っています。
ご一読を<(_ _)>

話を戻します。



出るのです。
合体です。

スパイダーに
トラスホーゼルが
付くモデルが
登場します。

冒頭の画像も
よく見ると
ネックの端と端が
貫通していて
ネックの穴が
2箇所あります。

トラスホーゼルの
パターは、
特に女子ツアーで
大活躍していますが、
試打をしていません。

理由は、
極めて個人的なことです。
祖父が、2ネックの
パターを
使っていたからです。

祖父はパターが
名人級に上手く、
特注の変わったパターを
使用していました。

そのパターは、
ヒールとトウに
ネックがあり
ヘッドの上部で
“人”という文字のように
くっついていました。

規則で、ネックは
一つと決められていて、
ダブルネックのパターは
違反です。

祖父は、周囲から
パット名人と
言われていました。
違反のパターを
咎める人は
いませんでしたが、
祖父は、
苦しんでいました。

新しいパターが出ると
とにかく端から
全てを
打っていましたし、
年に1、2本は
新しいパターを
買っては
試していました。

でも、特注の愛機に
戻ってしまうのです。

祖父は86歳まで
ゴルフをしていました。
87歳で脳梗塞で倒れて
麻痺が出ても
復帰することを夢見て、
レッスンに通って
いました。

その最中に、
「もしものときにね。
このパターは
Hにあげる約束を
しているから、
頼むね」
と強く言われました。

亡くなってから
Hさんにパターを
形見分けしました。
僕の知っているだけで
4人の人が
パターが欲しいと
言ってきましたが、
祖父の言う通りに
しました。

トラスホーゼルは
2本のネックの間を
隙間なく埋めることで
一体化して
規則に適合した
パターです。

「もし、祖父が
生きていたら」
と考えてしまうのです。
逆に、当時、
このアイデアを
思いつかなかった
自分が残念で、
後悔するのです。

違反のパターを
使って名人と
言われていた
祖父は、
駄目だと知りながら
やめられない
自分の弱さに
苦悩していました。

救える手段が
あったのに……
それが試打を
出来なかった理由です。

今回、
スパイダーとの
融合と言うことで、
決断しました。

試打します。
たぶん、凄いです。
そして、ヤバいかも。

物語はまだまだ
続くのです。


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