― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

カエルぴょこぴょこ

2022-09-16 | 動物・生き物 に関するお話
 
時々行く公園の中に 気になっている
池とは思えない、大きめの水溜りのようなものがあります。
これが何なのか? ずっと不思議に思えています。

   これが いつ出来たものなのかは よく覚えていませんが、
   少なくとも10年前には なかったと思われ、
   ある時〔 こんな場所を掘り返して何をするんだろう? 〕と
   思ったことがあったように記憶しています。
   その時は土が掘られていただけで作業員の姿も見かけませんでしたが
   後に セメント加工され 脇に排水溝のようなものが設置されたようなので
   明らかに何かの目的で作られたものであることは間違いないと思われます。
   そして、深くもなさそうなこの場所は すぐに枯れ葉と雨水で汚れていきました。
    〔 これって 池なの!? 〕
    〔 そんな感じでもなさそうだけど…! 〕
    〔 工事が途中で中断されたままのように見えて気になるなぁ! 〕
   そんな疑問は解決されることはありませんでしたが、
   それ以後 一度もきれいになった様子がないまま 時が流れて、
   この中途半端な水溜りは これが完成形だと気づかされることにはなりました。
   何の目的で作られたものなのかを考えてみると
   傾斜地から流れて来た水を排水するためのもののように思えますが
   詳細は定かではなく、見た目は ボウフラが大量発生しそうな汚い水溜り!
   なんだか不思議な水溜りです。


ここでもうひとつ気になっていたのが
なにか生き物がいるのではないかということ。
出来て数年も経てば こんなところでも生物は育つはず。
ましてや ボウフラがいるとすれば それを餌にする生物は必ずいると思われます。
そんな思いで 毎回 覗いては見るんですが
泥や落ち葉が堆積して 透明にはなりえないと思われる水と
工事用のコーンと 張られたロープに阻まれて
近寄るわけにもいかず、なんかモヤモヤしていました。

   以前は生き物の気配はしなかった ただの汚い水溜り。
   それがここ数年前から 何かの気配を感じるようになりました。
   そして今年、近寄るとちいさな水音がしたり
   何度か ギャーだか ギューだか というような声をあげながら
   ザワッと遠ざかって行くのにも遭遇するようになりました。
   目を凝らしても その正体はわからず、
   それでも こんな場所で暮らしていけるのは
   たぶん カエルくらいなのではないかと思っていました。


それが この日。
いつも覗く 緑が途切れている 泥沼化した場所ではなく
ちょうど反対側のあたりから
そーっと覗きながら この水溜りを見回してみたら
水に浸かった木の上に 小さなカエル を見つけることが出来ました。


 「あっ、やっぱりカエルちゃんだったんだね!」
 「日向ぼっこ中ですか?」
せっかく見つけたのに驚かせて逃げてしまわれては勿体ないので
小さく声をかけました。もちろん 返事はなしでした。

   ちょっと近寄ると 気配で逃げてしまう敏感な生物は カエルたちでした。
   それを踏まえて なるべく動かないように、音を立てないように
   注意を払いながら カメラを向けました。
   けれども見事なクローズアップ写真を撮っていらっしゃる方々のように
   小さくて薄暗くて遠いものを はっきり捉えて撮ることが出来ない!
    〔 こういう時は カメラの性能の良し悪しを感じるなぁ! 〕
    〔 せめて 昔持っていたカメラが今もあればなぁ! 〕
   これは接写の時にも感じる歯痒さで ついつい出てしまう愚痴です。
    〔 でもまぁ 腕の問題のほうが大きいのかもね! 〕と思い直して
   この子の姿を後でじっくり眺めたい一心で粘りました。
   ( けっきょくは、全く動かないので 同じような写真しか取れませんでしたけどね!)


目が慣れてくると 初めに見つけた子の左側にも二匹!
そこにカメラを向けて画角を調整していると そのすぐ前にも一匹!
 〔 えっ、あんなに傍にいるのに気づかないなんてことある!? 〕
 〔 いかに集中していたとはいえ、周りが見えなすぎでしょ! 〕
自分に突っ込みたくなりました。



辺りを見回すと 手前の土の上に一匹。



さらに水面を見たら
 〔 あ、あんなところにもいる! 〕
 〔 あ、あんなところにも…! 〕
どんどんと数が増えていく!
汚い水に同化して よくは見えないながらも
水の中から ピョコンと目の辺りだけ覗かせている子たちがいっぱい!
音がしないので きっとみんな初めからそこにいたのかもしれないと思ったら
笑えました。







  
カエルぴょこぴょこ三ぴょこぴょこ 合わせてぴょこぴょこ六ぴょこぴょこ。
なかなか言えない早口言葉 としてよく取り上げられ、
滑舌トレーニングにもなる この言葉を
実際に言いたくなるような状況になったことが笑えた今回のお散歩。

けっきょく、
良い写真は撮れませんでしたが
とりあえず、このきれいとは言えない水溜りに カエル といる生き物が
快適に (?) 暮らしているということがわかっただけでも
謎の解明に繋がって スッキリ!
可愛い姿も見れたので かなりの癒しにもなりました。

私にはあまりいい環境とは思えなかった この場所で
力強く生きている この子たちが
この先も 水が枯れてしまったり
大雨による増水で流されてしまったりすることのないよう祈りながら
また その姿を見せてくれるますようにと願っています。

   そうそう、ブロ友さんにご指摘していただいたように
   この子たちには 敵 というものの存在も あるんでした。
   この公園には カラスもいっぱいいます。野鳥もいます。タヌキもいます。
   ヘビや 大きなカエルに 襲われることだってあるかもしれません。
   水の中にいても危険はあるでしょうが 水から出たらもっと危険そう!
   小さいから襲われたらひとたまりもないことでしょう。
   知り合ったら 応援したくなります。 どうか元気で生き延びてねー!


なお、
 〔 この子たちは 何という種類なんだろう? 〕
そう思って調べ始めたら 似たような子も多くてよくわかりませんでした。
日本では 2020年現在、48種類のカエルの仲間(亜種)が確認されているそうです。
それでも再挑戦で お腹が白くない、目が出っ張っている、小さめ など
見える範囲でわかった特徴から 絞り込んでいったら
やっと辿り着いたのは ツチガエル でした。
果たしてこれが正解なのかどうかは 不明です。


カエルピョコピョコが
気づけば 無数にピョコピョコ!
全然見つけられなかったものが
一気にこんなに見れるなんて驚きでした。
次には見れるとは限らないので 嬉しい体験にもなりました。


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2 コメント

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擬態か (アナザン・スター)
2022-09-16 20:41:04
蛙も、狙われていますから。
其処にいる物と似せた色になるのでしょうね。
蛇は、お腹が満腹状態だと出て来ません。
野鳥は、百舌を始めあらゆる餌になりますから。

我が家も、枇杷葉の葉にくっついていて、吃驚しますもの。
先程は、ヤモリが居て、すばると遊んでいました。
掴んで外に出しましたが、咬みつかれました。
一体何処から入って来たの?
今日は網戸だったからかな?

ライフジャケット、興味を持って下さってありがとうございます。

お出掛けには、枇杷葉エキスと塩も必須です。
アナザン・スター様 (mie)
2022-09-17 00:06:27
確かに、カエルを餌にする生物もいますよね。
この公園には そんな生き物がけっこういそうですし、
住み家がわかっているから襲われる確率も高いのかもしれません。
生きていくのも大変そうです。

枇杷の葉にカエルがくっついていたことがあるんですか!?
居そうもない場所で見つけたら驚くでしょうね。

ヤモリは小さいから換気扇やサッシの隙間から入ってくることがあるようです。
それにしても、ヤモリと遊んでいるすばるちゃん。可愛いですね。
うちの猫たちが見つけたら 遊ぶのかしら?
アナザン・スターさんは噛まれたそうですが痛いんでしょうかね?

出掛ける際には 枇杷葉エキスと塩ですか!?
覚えておきます。

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