夏の北海道旅行記2日目 【青い池の神秘と大雪山の無常、北海道の雄壮な大自然・前編】

 素早く片付ける予定が10月に入ってようやく2日目の旅行記を書くという我ながら信じられない遅延ペースなのだけど、それだけ本業が激務であるという言い訳もそこそこに、本編に入ろうと思う。ツイッターをする暇はあるんだけどブログを書く暇がないというのは当初から懸念していた事態ではあるのだけど、ツイッターは癒しでブログは本気という文章への取り組みの差異も大きい。


【冬に行った小樽・登別・函館編】

(以下敬体文)

 北広島市にあるホテル「札幌北広島クラッセホテル」で一泊した我々は、朝食前に昨晩も入った温泉に入浴しました。前夜は暗い中での入浴だったのでその真髄に気付かなかったのですが、ここの湯は黒いのです(正確には「黄褐色」)。ホテル周りの大自然、朝の爽やかな風景が温泉の水面に映ってとてもキレイなのに感動させられました。



 前回触れた通りホテルの周囲は大自然なのですが、ゴルフコースも設営されているようです。早朝はまだ誰もいませんでしたがここでゴルフをするのが目的でやって来る宿泊客も多いのでしょう。私たちはゴルフに興味はないのですが、素人目にも立派なコースでした。


 さて、温泉を満喫したあとは朝食です。朝食はバイキング形式でした。最上階の見晴らしの良いラウンジでの朝食です。6月という季節も相まって緑の地平と白くかすむ早朝の空のコントラストが素敵な景観でした。


 さて、本日はまる1日北海道での自由時間なので、いろいろ回ってみようと思います。この日は大雪山方面に向かおうという大まかな予定はあったものの、細かい部分は行き当たりばったりで行くつもりでした。ここでも予定には無かったのですが、道中に「ぜるぶの丘」という観光名所があるとのことでしたので行ってみることにしました。


 頼れるのは昨日に引き続き、有能カーナビゲーションのみどりさんと有能コーディネーターの持って来た観光ガイドの導きです。途中経過はあまり記憶に残っていないのですが、今ググってみたら岩見沢美唄旭川を通過して、なんと170kmもの大移動だったようです。北海道は広いなと改めて思い起こされます(その間、記憶に残るものが特に無いという次元で)

 みどりさんは相変わらず「劇的ビフォーアフター」みたいな淡々とした言葉遣いで適切にルートを教えてくれます。いつ「なんということでしょう……」とか言い出すかとハラハラしましたが(ウソ)。



 有能ナビにより無事にぜるぶの丘に到着しました。




 広大な施設で中をバギーやカートで回ることが出来るそうです。ラベンダーが満開の時期に来ればさらに美しい景色が見れたと思うのですが、6月下旬でもまだその時期には早かったようです。昨日も寒くて購入した長袖のカーディガンがこの日も手放せませんでしたしね。



 展望台にも登りましたが、我々が訪れた時期はスズメバチが発生していたらしく「スズメバチ注意!」の張り紙に、チキンな我々は早々に降りて来てしまいました。見晴らしは最高だったので残念です。有名なケンとメリーの木もこの展望台から見えます(ここには写っていませんが)。




 スカイラインの古き懐かしきCM。第15作、11分48秒に映るポプラの木は、このCMキャラクターだったケンとメリーの名を取ってケンとメリーの木と名付けられたそうです。このCMが大ヒットしてスカイラインはバカ売れ、ちなみにケンとメリーはこの次の16作目のCMで結婚し、シリーズは終了するという壮大なストーリーになっています。BGMも素敵だし、全部見るのも楽しいですよ。


 なお、いまホームページを見に行った情報によりますと、ぜるぶの丘の2014年度の営業は10月17日で終了するとのことです。今年中に見たいという方は急ぎましょう。


 さて、ぜるぶの丘のおみやげ販売所に立ち寄った際、店員さんから興味深い観光地を教えてもらいました。それは「青い池」という場所。大雪山へのコースからそれほど離れていないということで有能コーディネーターも予定に収めてはいたそうです。……というか青い池もその後向かう白金温泉も、大雪山国立公園の範囲内だそうです。さすが東京都よりも広い日本最大の国立公園。

 青い池……いかにも神秘的な名称で、今回の訪問を逃すと次はいつになるか分からないということで、我々は貪欲に青い池に向かうことにしました。



 北海道視点でなくともそれほど遠くないところに青い池はありました(18km)。



 駐車場から少し入ったところにある案内図。これによると青い池は昭和63年に噴火した十勝岳からの堆積物による火山泥流災害を防ぐため、美瑛川本流に複数建設された堰堤のひとつに水が溜まったものということです。つまり人造の池ということですね。水酸化アルミニウムなどの微粒子の影響により青く見えるそうです。Mac OS X Mountain Lionの壁紙に使用され、世界的に有名になったそうです。


 青い池の画像は世界中の有名カメラマンが撮影しており、今さらトーシロの安っすいカメラで撮影した画像など載せる価値なしなのかもしれませんが、ここは私のブログですし主催者権限で載せます。







 偶発的に生まれた人造湖とは思えないほど、とても神秘的で美しかったです。立ち枯れした木々や生物は一切存在し得ない池が醸し出す雰囲気は、エヴァンゲリオンセントラルドグマを連想しました(あっちは赤い水だったけど)。



 青い池からわずか5分ほどの位置に白金温泉と白ひげの滝があるという有能コーディネーターの言葉に従い、そこまで足を伸ばすことになりました。




 橋の上から白ひげの滝の雄大な光景が広がります。ここの水も底の方は青い色が付いており、温泉地特有の水質であることを想起させます。



 そしていよいよ本日のメイン、大雪山国立公園に向かうのですが、それは次回の更新で書かせていただきます。その日のことは一回の更新で書くのがこれまでのポリシーだったのですが、今回は2日目の濃さと3日目の薄さを考えてちょっとネタを残すことにします(ケンとメリーの木の情報を調べるうちに力尽きたとも言う)。予定変更しちゃってごめんなさい。今年中には終わるのかと私事ながら心配している更新頻度なのですが、可能な限り早い機会に続きを書きたいと思います。



 次回、【青い池の神秘と大雪山の無常、北海道の雄壮な大自然・後編】に続く。



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