知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。 | Web論語塾 古代の叡智を現代に活かす

知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。

ちしゃはまどわず、じんしゃはうれえず、ゆうしゃはおそれず。
知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。

(自己視点)

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知恵のある者は惑わされることがない。仁の徳がある者は憂いがない。真の勇気があるものは、恐れることがない。


知恵とは、幅広い知識と、さまざまな経験から得ることができるもの。思いつきのアイデアではありません。

仁の徳とは、人を思いやる心。まず相手の幸せから考えることができる心のことです。そのため、自分の事についてあれこれ考え憂えることがない。

真の勇者とは、度胸自慢ではありません。義(人としてのあるべき姿)を明確に持ち、そうあるためには困難にも立ち向かっていく。そのような人が勇者であると孔子はいいます。



『知者は惑わず』

これは、莫大な量の情報が生まれ、日々蓄積されていく現代社会において特に重要なものだと感じています。

表面的な、流行している情報にまとわされず、物事の道理・原理原則から情報を見分け、適切に対応していく。


『仁者は憂えず』

憂いは、自分の事を思う心から生まれるものです。仁者は、他の人の幸せを考え行動している。だから憂いがない。つまり、この憂いとは、自分自身を守りたい、大切にしたいがためにでてくる心配事を指しています。


『勇者は懼れず』

孔子の言う勇者は、恐がらない人ではありません。恐さをちゃんと知りながらも、自分の志を貫く為に立ち向かえる人を勇者と言っています。



この知・仁・勇は、大きな組織になればなるほど、そのトップに立つリーダーに求められるもの・・・


自分を高めて知者・仁者・勇者に少しでも近づきたい。日々、努力していきます。




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