夫の手術終了予定時間を　大幅に超えても

 

病院から連絡がなかったから

 

自分からかけた　電話。

 

出てくれた看護師さんからは

 

「折り返し　担当医から連絡します」。

 

夫は　だ　大丈夫　なのかな。

 

看護師さんの声は　慌ててたよ。

 

「えっ　先生　まだ　連絡してなかったの？」　な感じ？

 

仮に　仮に　

 

夫の手術が　何かのアクシデントで　まだ手術してるなら

 

「終わりましたら　連絡します」だよねぇ。

 

そして　手術は終わってるけど　ものすご～い問題が発生してるなら

 

もっと早くに連絡が来るよねぇ。

 

手術が予定通り　終了してて　それを看護師さんが知ってても

 

（まぁ　知ってるだろ）

 

それを　看護師さんの勝手な判断で教えるようなコトは

 

しないよね　

 

 

でもでもっ

 

コレは　あくまでワタシの想像。

 

正しい情報が　来ないのに

 

楽観的なのも　悲観的なのも　よろしくナイ。

 

ワタシは　ただただ　電話が鳴るのを待つ。

 

それだけに集中しよう　

 

 

しかし　電話は　いつ　鳴るんだろう。

 

何分以内に　とも　言われなかったし

 

患者は　夫だけでは　ナイ。

 

いつ鳴る　いつ鳴る　いつ鳴る？

 

ワタシが　電話を待つのは　いいけれど

 

気分的に　前のめりになりすぎて　

 

姿勢が悪くなっては　呼吸が　浅くなる。　

 

そうすると　全身への酸素供給量が減るので

 

身体が　ダルくなる。

 

ダルくなると　マイナス思考になるので

 

姿勢をよくして　待たなくっちゃ。

 

はたから見たら　何やってんだ　って感じだったと

 

思うけど

 

夫の手術の結果について　アレコレ考えずにすむよう

 

全力で　こんなコト　考えてたよ。

 

他に何かする　なぁんて気は　ゼロだったもんね　

 

 

………電話鳴ったっ

 

「ハイ　もしもし……ハイ　そうです。

 

　ハイ　ハイ　お世話になっております。

 

　ハイ　あ　そうですか　分かりました。

 

　ありがとうございました　失礼します」　

 

 

電話で　医師に　

 

「おっりゃ～　手術が　何時間も前に　終わってるのに

 

　連絡をしてこねーってのは　

 

　指示系統　どないなっとんじゃ。

 

　今回のコト　時系列を詳細に文書にして　すみやかに送付してこいっ

 

　全員　実名だっ」

 

と　叫んでも　どうしようもナイ。

 

どうしようもナイし　どうでもイイ　

 

 

ワタシは　ただ　生きてる夫に会いたかった。

 

そして　それが　保証されたのだ。

 

しばらくは　おあずけだけどね　　　

 

 

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