先日 雪が積もった。
普段 積もらない地域に 住んでるので
やはり 驚くよ。
一週間ほど前から 気象庁などが 注意を呼びかけてたから
心積もりはしてたけど
実際に積もると ねぇ 
大変なのは 大変なんだけど
珍しいから ちょびっとウレシイ。
前日 寝る前に 窓から外を見ると
「おっ 積もってる」
気温を見ると コレはもう 間違いなく
翌朝まで残ってるぞ。
やほー 
雪 というのは 降ってると 静か。
周りの音を 吸収するのか 動きが止まるのか 分からないけど
独特の空気が 流れるんだよね。
真夜中に 目が覚めると
音がしない。
ムフフ。
明日は きっと雪景色だ～
朝 いつものように 目覚める。
時間的に 日の出はまだだから 外は 真っ暗。
でも わか～る。
外は 雪が積もっているのだ 
雪を見るのは 好きだけど
触ったり 雪を踏み締めるのが好きか というと
そうでもナイ。
だって 冷たいし
雪の中を歩いてて 滑ってコケたコトが あるから
歩くのも ヤダ 
こんなワガママなのが 雪をどうやって 楽しむのか。
それはねぇ 覗くのだ。
玄関扉のドアスコープから 外を見る。
コレだと安全で 寒くナイ。
余談だけど
「ドアスコープ」 という言葉は
つい先ほど ネットで検索して 見つけたのだ。
元々 知ってた言葉が 合ってるか 調べたの。
「確か アレって ………覗き窓 で イイんだよね」
すると 出てきたのが
「ドアスコープ」 という言葉。
おおっ おしゃれだ～
と いうことで 今後は 「ドアスコープ」と命名（？）
するコトとする 
さて お話戻って
ドアスコープから 外を覗いてみた。
夜明け前だから 空は真っ暗だけど
マンションだから 共用廊下は 電灯でこうこうと照らされてる。
照らされた共用廊下は
おお～ 真っ白 しろしろしろ ふかふか～。
うんうん 雪だねぇ 
ところで ワタシは夜明け前に起きる理由は ただひとつ。
夫の出勤だ。
いつものように 朝ごはんを作り
お弁当やら 水筒やらを準備して
さて 時間だ 
夫の出勤時は いつも
夫が靴を履いてる間に
ワタシは 先に共用廊下に出て エレベーターのボタンを押しておく。
エレベーターがやってきた頃
夫が 玄関から出てきて エレベーターに乗って 降りていく
というのが パターンだ。
この日も モチロン そうしたよ 
夫がビジネスシューズの靴紐を 結んでる間に
ワタシが 玄関のドアを開けて 外に出て
…………。
そこには 起床した直後に ドアスコープから見た景色が
広がってたんだよ。
ぎょえ～ 
雪は しっかり積もってる。
エレベーター前には 雪はナイけど
そこまで 歩いて行かなくちゃなんない。
雪の上を。
外気は 氷点下だから
雪の表面は ふわふわかも知れないけど
共用廊下と接してるトコは 凍ってるかも知れない。
つまり 氷。
氷は……滑るよねぇ。
ぎょえ～ 
しかし 躊躇してるヒマは ナイ。
夫の靴履きの時間なんて あっという間なんだから。
玄関から出る前は ささっと 素早かったワタシだけど
雪の上を歩く頃には
オモチャのロボット並の ぎこちなさ。
だがしかしっ
コケるわけには いかない。
自慢じゃナイけど 運動神経は悪いのだ。
ツルッと滑ったとき 臨機応変にコケずに済むワタシは
存在しない。
コケたくナイィィィィ 
何とか エレベーターのボタンを押して ホッとした頃
スゴイ勢いで 出てきた 夫。
彼は 雪の地域に住んでたコトがあるから
雪の上を歩くのが 上手いのだ 
やってきたエレベーターに 颯爽と乗り込み
いつものように 出勤していったよ。
きびきびとした動き いいよねぇ 
ホッとしたのも つかの間。
今度は 玄関まで 戻らなければならないのだ。
雪の上を歩いて。
急がなくてもイイ とはいえ
キョーレツに緊張する 
一歩 一歩 また一歩。
何とか コケずに 戻れたよ。
ホッ
これで安全だ～ 
雪。
好きだけど 恐るべし～ 
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