深い眠りを得て、疲れを取り、美肌をつくるためには、

寝室づくりに配慮することも必要です。

 

なんといっても寝室は、1日の約1/3を過ごす場所。

長く深いお付き合いをする場所だからこそ、

大切に取り扱わないといけないのです。 

 

 

まずは環境づくりから。快眠にとってベストとされる環境には、光、音、温湿度が深く関係しています。 

 

★光 

寝室の理想的の明るさは、豆電球くらいの明るさだと言われています。

10~40ルクスの明るさです。

 

天井照明で10~40ルクスを確保するよりも、足元を照らす方が良いとされます。

ホテルの部屋にあるヘッドライトは、その意味で最適な照明方法です。 

 

★音 

睡眠中に覚醒反応が起きる騒音のレベルは40~50デジベル以上です。

これは、壁のスイッチをカチッと押した音と同等のレベルです。

 

騒音、というと車のエンジンの音とか、

犬の遠吠えとかを想像してしまいますが、

私たちの体は、電気のスイッチを押しただけの音でも反応してしまうくらい、

デリケートなのです。

 

ちなみに、音楽など連続的な音よりも、

突発的な音の方が高い覚醒反応を示します。 

 

★温湿度 

今の時期なら、まだまだ寝苦しい夜が多いですから、

寝るときにクーラーをつける、という人も多いかもしれません。 

 

夏は寝苦しいものですが、これは湿度が原因であることが多いです。

温度よりも、ムシムシによって睡眠が妨げられています。

 

だから、寝るときの快適さを求めるなら、

湿度をコントロールするようにしましょう。

 

おすすめは、28度の温度設定で、除湿(ドライ)にし、

1~2時間ほどのタイマーをかけるというもの。 

 

なお、一晩中エアコンをつけっぱなしにするのは良くありません。

体温が奪われ続けて風邪をひいてしまうかもしれないからです。 

 

睡眠中の湿度は年間を通じて50~60%が最適だと言われています。

 

冬場は加湿器を使うなどして、湿度をコントロールしましょう。

加湿器や除湿機の単調な音は、

睡眠の妨げになる突発的な騒音を消してくれるので、快眠効果も高まります! 

 

 

寝具を整えることも大切です。

寝具の選び方で大切なのは、寝返りを妨げないものである、ということ。

 

人は眠るとき、20~30回の寝返りをしています。

寝返りは快眠のための大切な要素です。

そのため、布団は寝返りを打っても体に負担のかからないものを選びましょう。

 

おススメは適度な硬さと軽さ、柔軟性

 

敷布団は寝返りをうっても負担がかからないもの。

 

掛布団は寝返りをうっても肩が飛び出ない軽さと柔軟性のあるもの。

体をふんわり包み込んでくれるものを選びましょう。 

 

 

も寝返りを快適にうてるかどうかで選びましょう。

枕の中身に偏りが少なく、あおむけと横むきのどちらもできるものがおすすめです。

 

具体的には両サイドが高めで、後頭部の丸みを受け止めて首筋を優しく支えられるもの。

 

両サイドが高い枕は横向きで寝るときの心地よさを、

後頭部の丸みを受け止めて首筋を優しく受け止められる枕は

あおむけで寝るときの心地よさを与えてくれます。

 

素材については一長一短なので、自分の好みで、

一番リラックスできるものを選ぶと良いでしょう。