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弁護士・元ロースクール教授宮武嶺の社会派リベラルブログです。

収賄罪で起訴された吉川元農相は菅総理が勝った自民党総裁選挙の選対事務局長で、二階派の事務総長だった人。大臣室で賄賂を受け取った容疑について、菅・二階両氏は説明すべきだ。甘利茂氏もね!(笑)

2021年01月16日 | 打倒!菅義偉!

自公政権の打倒しかない。

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 自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相が大臣在任中、鶏卵大手「アキタフーズ」の秋田代表(当時)から計500万円の賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は2021年1月15日、吉川元農水相を収賄罪で在宅起訴しました。

 吉川氏は大臣の職務に絡む賄賂と認定された500万円以外にも、大臣就任前に9回計1100万円、退任後も2回計200万円を秋田前代表から受け取っていたというのですから、ひどいもんです。

 大臣など閣僚の職務に関する汚職事件は、元北海道・沖縄開発庁長官の鈴木宗男氏(現日本維新の会参議院議員)が起訴された2002年以来、19年ぶりのことだそうです。

 ちなみに、広島地検は同じく15日、吉川元農水相と元法相の河井克行・衆院議員の政治資金パーティー券計534万円分を会社で購入したのに複数の社員で買ったように偽ったとして、政治資金規正法違反の罪でも秋田前代表を在宅起訴しています。

 

 この、夫妻で公職選挙法違反(買収の罪)で起訴され刑事裁判になっている河井克行前法相は、安倍前首相が2012年の自民党総裁選に出馬するときに、最初は敗色濃厚だった安倍氏の推薦人に真っ先になったという人。

 安倍氏が党総裁と総理に復帰したことへの第一の功労者として、安倍第2次政権以降、首相補佐官や党総裁外交特別補佐を務め、首相の名代として「安倍外交」を下支えする役割を果たしてきました。

 さらに、河井氏は当選7期で菅総理と同期。

 菅氏を囲む若手・中堅議員グループ「向日葵(ひまわり)会」も結成して、菅氏の第一の側近としても存在感を誇示してきた唯一の人です。

 

 

 そして、吉川氏も菅総理と当選同期で、菅総理の自民党総裁選選対事務局長で、安倍・菅政権を支える二階幹事長の派閥の事務総長だったそうです。

 悪のコングロマリットと呼んでよかですか。

前の法務大臣だったのに有罪ならば買収で実刑確実。河井克行氏は安倍首相の自民党総裁選第一の推薦人で、菅官房長官を支える「向日葵会」の主催者。

 

 ちなみに、秋田氏は、2020年末まで安倍政権の内閣官房参与を務めていた元農水相の西川公也氏にも、7年間で1500万円を超える現金を渡したと供述しているということです(呆)。

 安倍政権も菅政権も、他にもカジノ汚職事件だの、金に汚い事件のオンパレードですね。

【黒川検事長追放効果】カジノ汚職で起訴された秋元議員をカジノ担当の内閣府副大臣に任命したのは安倍首相(カジノ議連最高顧問)【麻生副総理に禅譲か】

 菅総理は吉川氏が起訴された1月15日夜に、首相官邸で記者団に、吉川氏の在宅起訴を

「大変残念だ」

「今回の事態を重く受け止めて深い反省の上に立って、まずは有権者の皆さんの信頼回復を優先しようと考えた」

というんですが、考えるのはいいけど、具体的に何をやるんでしょうね。

 まずは、コロナ禍なのに開会を延ばしに延ばしてきた通常国会で、きっちり説明してもらいましょうか。

 

安倍側近の甘利茂氏がもう二か月も国会をサボっている安倍首相について「責任感が強く休まないから強制的に休ませないといけない」(笑)。あなたも大臣室で現金もらってから休んでましたね、そういえば(笑)。

などなどでさんざん書いてきたのですが、甘利茂氏が経産相などの重職にありながら大臣室であっせん・口利きの見返りに現金を受け取っていたのには、わたくし、当時本当に驚いたんですよ。

大臣室でお金のやり取り、普通します?

なのに、「安倍官邸の守護神」黒川検事長がいたからか何だか知りませんが、あれが不起訴で。

睡眠障害だとかで国会をさぼりまくっていた甘利氏は、また偉そうに今は自民党税調会長かなんかをしれっとやっていますからねえ。

「大臣室で現金を受け取った先輩として、吉川氏起訴について一言!」

って私が政治部記者なら甘利氏に絶対聞きますがね。

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 吉川貴盛元農相は、菅義偉首相と衆院初当選の同期で、昨年の自民党総裁選では陣営幹部として菅氏を支えた。政権中枢の信頼を勝ち取り、大臣にまで上り詰めた吉川元農相。収賄罪に問われたことに、周辺からは「信じられない」との声が漏れた。
 
吉川元農相㊧のセミナーで一緒に万歳する当時官房長官の菅首相=財界さっぽろ提供

吉川元農相㊧のセミナーで一緒に万歳する当時官房長官の菅首相=財界さっぽろ提供

 「アニマルウェルフェアはわが国の畜産において重要な課題だと考えている」
 吉川元農相は2018年11月21日、大臣として衆院農林水産委員会で答弁し、「生産者の理解を得ながら推進していく」と述べた。この日の夜、アキタフーズの秋田善祺元代表から現金200万円を受け取ったとされる。

◆選挙に弱かったが

 札幌市を地盤とする衆院北海道2区選出の自民党議員として、1996年から活動していた吉川元農相。経済産業副大臣などを務めたものの、小選挙区では4回敗れ、うち2回は比例復活もかなわなかった。
 だが、13年に農林水産副大臣になって以降、連続当選を重ねることになる。元北海道議は「急に農業に力を入れ始めた。副大臣になったのを機に、農水族議員として生きていこうと考えたのでは」と推察する。養鶏業者との距離も縮めたのか、14年には日本養鶏政治連盟から20万円の寄付を受けている。
 同期の菅首相との関係について、吉川元農相の元秘書は「若いころは、よく一緒に会食したり勉強したりしていた」と振り返る。
 菅首相は官房長官だった17年、吉川元農相の勉強会にビデオメッセージを寄せ、「吉川さんは実直な人柄で、私が最も信頼を置く政治家。政治経済の全体を見ながら、農業の強化策などについて打つべき手を打つことができる人だ」と持ち上げた。
 同年の衆院選では、安倍晋三首相(当時)が応援弁士として札幌に駆けつけ、「吉川さんが必要だ。コツコツと頑張る政治家で信用できる」と賛辞を贈った。

◆「突き返すかと思ったのに」

 昨年の自民党総裁選では、菅陣営の事務局長を務めた吉川元農相。当時所属していた二階派の衆院議員によると、多くの議員に頭を下げながら菅氏の支援を求め、「嫌な役は俺がやらないといけない」と漏らしていたという。
 この議員は「生真面目な人で、現金を差し出されても突き返すタイプだと思っていた。こんなことになるなんて、まさかって思いだ」と話した。(山下葉月、小沢慧一)
 
 
 

強まる「菅首相への逆風」…補選見送り、閣僚経験者「負けのダメージ避けた?」

 自民党が、吉川貴盛・元農相の辞職に伴う衆院北海道2区の補欠選挙の候補者擁立を見送ったのは、「政治とカネ」の問題で批判を浴びる中、苦戦は避けられないと判断したためだ。自らに近い吉川容疑者の在宅起訴を受け、菅首相への逆風は一層強まっている。

「国民に心からおわびを申し上げたい。公党として責任を強く痛感している」

 山口泰明選挙対策委員長は15日の記者会見で、こう陳謝した。公明党も同日、同補選に候補者を擁立しない方針を示したため、与党の不戦敗が事実上決まった。

 自民党内では、吉川容疑者の長男の北海道議の擁立を模索する動きや、鈴木貴子衆院議員(比例北海道)を推す声があった。地元の道連支部は札幌市議の擁立に動いていた。

 ただ、北海道はもともと野党が強い地盤を持つ。野党は候補者の一本化に向けた調整を進めており、党内からは「誰が出ても勝つのは難しい」との声が上がっていた。自民党幹部は「補選を戦って有権者に憎まれるより、次期衆院選に備えた方がいいという判断だ」と語った。

 4月25日には、立憲民主党の現職議員の死去に伴う参院長野選挙区の補選も予定されているが、こちらも苦戦必至とみられている。首相は新型コロナウイルス対策で苦境にあり、閣僚経験者は「二つとも負けて政権がさらにダメージを受けるのを避けたのだろう」と指摘する。

 吉川容疑者は、首相と衆院議員の初当選同期で、昨年9月の党総裁選では、菅陣営の選対事務局長を務めた。立民の安住淳国会対策委員長は記者団に対し、「連帯責任も含めて国会で厳しく追及していきたい」と述べ、首相の責任を問う考えを示した。

 さらに、首相を支える二階幹事長への影響も指摘されている。吉川容疑者は直前まで二階派に所属し、事務総長を務めていた。同派は総裁選で菅政権誕生の流れを作ったが、所属議員に「政治とカネ」を巡る問題が相次いでいる。他派閥には「幹事長派閥としてのおごりがある」(若手)と不満がくすぶっている。

 

 

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[吉川は 鶏の刑に処せ!] (バードストライク)
2021-02-06 21:30:02

日本の鶏卵生産の現状・・・

[日本人だけが知らない「食用卵」のアブない実態
ヨーロッパならほとんど「違法レベル」] 2018.02.09
岡田 千尋
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/54355?imp=0

日本の養鶏場。
それは、鶏としての本能・欲求・習性・尊厳……の全てが奪われる場所。

バタリーケージ…1羽にわずかB5版程度のスペースしか与えられない。
鶏が必要な砂浴びも出来ず、止まり木もない、金属の網だけのケージ。

25種類もの抗生物質のワクチンと、月1回の抗菌剤の噴霧
餌にも薬を混ぜて投与、つまり薬漬け

元々は1年に20個ほどの卵しか産まない鶏を品種改良し、年300個もの卵を産ませる
解剖すると8〜9割の確率で、卵巣や子宮に病変あり
採卵率が落ちるので、1、2年で廃鶏にしている
(なお日本人の1人あたり年間卵消費量は329個だという)

・・・もう無残すぎてコピペするのが苦痛だから、ご興味のある方は各自ご覧ください。

吉川は鶏のスペースも止まり木も全部無しにしました。
製造業に派遣労働を適用するなど、国民の資産と尊厳を奪って平気な自民党政権なんだから、鶏の尊厳なんて考えたことすら無いだろう。
『どーせ潰して食うんだから一緒やー!』
という考え方なんだろう。

しかし五輪の選手村では、欧州の国々から日本産の鶏、日本産の野菜は忌避され、本国から持ち込みになる、と聞いた。
(その他の素材も持ち込みかもしれない。野菜が忌避されたのは、日本の単位面積あたり農薬の使用量が世界一で、化学肥料も多く、チッソ過多のため体に害がある、と認定されたため)

で、吉川は自民党の伝統芸「切羽詰まったら 病に逃げ込む」を実行したのだが、死後の裁きはぜひ、鶏につつかれて内臓まで食われ、一晩放置されると肉体が再生し、再び鶏につつかれて内臓まで食われる・・・っていう「鶏の刑」を無限に受けて欲すい🐔

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