初心者に限定することの難しさ | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館将棋教室が5/5(日)、高島教室が5/19(日)の予定です。

参加者の棋力レベルの幅が広い場合、その将棋教室の運営の難易度は上がります。一つの大盤を使った講義を行う場合、中・上級者向けの内容にすると初心者は理解できないですし、かといって初心者に分かりやすい内容にすると中・上級者は退屈してしまいます。よって、工夫が求められるのです。

 

カクザンは参加者を初心者に限定することで、この問題の解消を図ろうと考えていましたが、すぐに行き詰まりました。なぜだか分かるでしょうか?

 

子ども将棋教室では兄弟姉妹で参加を希望されるケースが非常に多いのです。そして、その兄弟姉妹が全員初心者である場合は良いのですが、ひとりが初心者でもうひとりが初級・中級者といったパターンが必ず出てくるのです。もし、初級・中級者の兄弟姉妹の方の参加をお断りすれば、初心者の方も参加をあきらめるご家族が多いのです。カクザンはそんな残酷なことができるほど強い意思は持ち合わせていません。ここに初心者向け将棋教室運営のジレンマがあります。

 

初心者向け将棋教室に初級・中級者以上の参加者がいる場合には、大盤講座は2グループに分けて行わざるを得ません。ということは、それだけで最低2名の指導者と場所が必要になります。そして、実戦対局では、初心者の対戦相手要員としての指導者の頭数が必要になります。こういう状況ですので、初心者向け将棋教室では指導者不足が慢性化しがちなわけです。

 

 

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