将棋道場考(その22) | カクザンのブログ(岡山市の親子将棋教室)

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子どもたち、保護者の方に、将棋の楽しさ・魅力をお伝えします。次回教室は津山おもちゃ図書館将棋教室が5/5(日)、高島教室が5/19(日)の予定です。

カクザンが「将棋道場」の候補地として岡山市内商店街での可能性を追求したのにはいくつかの理由があります。

 

「将棋道場」は単独ではなかなか儲からないビジネスだと思います。しかし、「将棋」自体は非常に集客力のあるコンテンツなのです。このことは、岡山市内で開催されている将棋イベントをみれば納得いただけるかと思います。特に、岡山市は交通の利便性が高いため、県外からも広域に集客が可能なのです。

 

実は、「将棋道場」のように、儲からないのだけれども集客力はあるというタイプのビジネスはいくつか存在します(これはみなさん、ぜひ、考えてみてください)。

 

一方で、儲かるはずなんだけれども、集客に苦労しているというタイプのビジネスも存在します。企業経営者の方というのは、一般に創意工夫が得意で、様々なビジネスアイデアを打ち出すことに長けた方々です。しかし、お客さんが来てくれないことにはそうした才能を発揮することができません。全国各地にはそうした悩みを抱えている商店街が多数存在しています。

 

「将棋道場」と「商店街」。この2つを結びつけることで、両者の課題を同時に解決することができるのではないかとカクザンは考えたわけです。

 

また、商店街への交通利便性は一般的に悪くありません。岡山市の商店街は市内中心部に広がっており、公共交通の利便性は非常に良いといえます。

 

商店街ですので、飲食店をはじめ、色々なお店がそこにはあります。お腹が空いても、のどが渇いても大丈夫ですし、将棋のついでに買い物(あるいはその逆)も可能です。「将棋道場」は物販店ではありませんので、商店街の中にある既存店との競合もありません。

 

さらに、カクザンがイメージする「将棋道場」は従来の道場とは異なり、「初心者」を対象とした道場です。親子連れなどを中心に多世代交流の場となることが想定されます。この「多世代交流」は最近の街づくりのキーワードの1つですが、その実現にはどこも苦労しています。「初心者のための『将棋道場』」なら自然にそれが実現するのです。こういうテナントは商店街にとっても魅力的であり、もしかしたら家賃を負けてもらえることもあるのではないかとカクザンは期待していました。空き店舗が増えて困っているはずだからです。

 

ところがです。カクザンの思惑通りにはなかなかいかないのでした。

 

 

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