prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「Daughters(ドーターズ)」

2021年09月21日 | 映画
三吉彩花と阿部純子という綺麗どころ二人が並んで中目黒というおしゃれな街のルームシェア生活が描かれていくうちに、阿部が誰のかわからない子供を妊娠する展開になるわけだが、その相手の男が全然出てこないばかりか登場人物の誰もさほど気にしないのにはかなり驚いた。

「ガープの世界」のガープの母親とかスーザン·ソンタグみたいに男はいらないが子供は欲しいというのとはまた違って出来ちゃったけど産んでもいいかといったノリ。
いいんですか、それで。
途中で三吉にあんただけの命じゃないんだからと怒られるところがあるが、正論過ぎる分、今言うかなと首をひねる。
それが新しいのかもしれないが、なんだか画面の調子とともにふわふわしていて頼りない。

見ようによっては男がいなくてもパートナーが世話役にはなるみたいなのかと思ったが、それにしてもちょっと子供ひとり育てるのはどう考えても大変で、なんだか扱いが軽すぎる。

いくらなんでも女性監督ではないだろうと思ったらやはり違ってました。





 


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